SBIホールディングス株式会社 代表取締役 執行役員社長 北尾 吉孝

 リーマンショックを機に株式市場が世界的に低迷し資本市場の機能も低下しているうえ、グループ各社が展開するそれぞれの事業分野においても競争が激化している一方で、グローバリズムが進展し中国を中心にアジア諸国の新興が著しい状況にあるなど、SBIグループを取り巻く事業環境は大きく変化しております。

 このような中で、SBIグループは1999年の創業以来、「顧客中心主義」を貫き、インターネットを最大限に活用した競争力の高い金融商品やサービスを提供し続けてまいりました。また、第三者評価機関が実施する顧客満足度調査等においても高い評価をいただいており、その結果SBIグループの顧客基盤は約1,800万人を超える規模になっております。

 なお収益力向上に向け2010年7月より取り組んでいるSBIグループの「ブリリアントカット化」は、収益力に加えて、証券・銀行・保険の3大コア事業とのシナジーの強弱についても検証し、強いシナジーを見込める事業分野のみにリソースを集中する「選択と集中」を徹底する第3フェーズへと移行しています。

 さらに、フランチャイジング方式を中心として全国に500店舗の展開を進めるSBIマネープラザは、証券・保険・住宅ローンのクロスセリングを積極的に推進することで、グループ内外の商品を中立的な立場で提供する「日本最大の金融商品ディストリビューター」を目指しています。

 また海外有力パートナーとの提携により、グローバル投資体制の構築と金融サービス事業における連携を拡大するだけでなく、第2本社化に向け香港現地法人を海外戦略拠点とするほか、中国事業全体の一元管理・統括を行う思佰益(中国)投資有限公司を2012年3月に大連で開業するなど、『世界のSBI』を具現化すべく、海外事業の運営体制強化も進めております。あわせて、2013年3月期第1四半期より国際会計基準(IFRS)を導入し、経営および財務報告の透明性向上に努めるとともに、金融サービス事業、アセットマネジメント事業、バイオ関連事業を主要事業分野と位置づけ、国内グループ組織体制も再編してまいります。

 SBIグループは「日本のSBIから世界のSBIへ」と変貌を遂げ、グローバル企業としてさらなる成長を目指し、今後もお客様のために、投資家の皆様のために、顧客中心主義を貫き、より革新的なサービス、ビジネスの創出に努め、顧客価値、株主価値、人材価値の総和たる企業価値の極大化を追求してまいります。

SBIホールディングス株式会社
代表取締役 執行役員社長
北尾 吉孝