センパイの星
1日のスケジュール

ベンチャーキャピタリストとして新しい産業を創出する

現在の主な業務内容

SBIグループへの志望動機、入社の経緯をお聞かせください。
新しい産業を創出するサポートを行いたい

写真2000年当時、日本では新規産業の育成を支援する目的から、次々と新興市場が創設され、ベンチャー企業の資金調達を円滑にする仕組みが整備されました。それに伴い、インターネット関連を中心に数多くのベンチャー企業が設立され、ベンチャーキャピタルの新たな産業の担い手としての役割は高まっていました。そういったなか、私もベンチャー企業の経営に関与して新しい産業を創出するサポートを行いたいという思いが湧き、ベンチャーキャピタルへの転職を決意しました。SBIインベストメントは、単なる資金提供のみならず経営に関与して投資先の企業価値を高めるハンズオン型のベンチャーキャピタルであったため、私の思いが実現できると考え入社いたしました。

仕事のどんなところにやりがいを感じますか?
何度も議論を重ねた経営判断が業績に反映されたとき

副社長として現場に入った最初の頃、投資先の社員は、突然に株主から送り込まれてきた私に対して警戒心が強く、情報を提供しない、他の役員にお伺いを立てないと動かないといった状況が起こりました。そこで、私は、会社を良くしたいという気持ちは同じであることを社員に示すために、率先垂範してトラブル対応などを行いました。その結果、社員から「副社長が来てから会社が良くなった。もっと良くして下さい。」と言われ、素直に喜びを感じました。また、投資先の社長と経営戦略上の考え方の違いにより、意見が衝突することがあります。その時は、お互いが納得するまで何度も議論を重ねて経営判断を行っています。その判断に基づいて実行した施策が良い結果につながり業績に反映されたとき、やりがいを感じます。

今までの仕事上でのあなたならではのエピソードを教えてください。
投資先との信頼関係の構築

投資先の副社長に就任して間もない頃、私が中心となって新しいサービスを立ち上げようとしたのですが、スムーズにローンチできなかったことがあります。その原因は、私と社員との信頼関係の構築が浅かったためでした。その反省から、私は社員とのコミュニケーションを深め、彼らが何を考えているかヒアリングすると同時に、私からは、経営理念やビジョンを語り価値観の共有に努めました。その効果があって、社員との信頼関係が深まり、業務がスムーズに実行されるようになりました。また、経営に深く関与していくなかで、何度か困難な問題に直面し物事が前に進まないことが出てきました。そういった時でも、枝葉末節にとらわれず根本的かつ多面的に考察したうえで、正しい倫理感を持って解決方法を考え抜き、粘り強く対応することで道が開けてきました。その経験から、経営にとって、何事からも逃げないで諦めずに努力し続けることが如何に大切であるかを実感しました。

あなたの思うSBIらしさとは?
意思決定がスピーディー

SBIインベストメントの投資スタイルは、投資先を成長が見込めるIT、バイオ、環境・エネルギー、金融の4分野に絞り込み、高いシェアで集中投資を行うことです。シェアが高いことで、経営に深く関与するハンズオン投資が可能になります。また、SBIグループをはじめ、ファンドの投資家と投資先企業とのアライアンスにより事業機会を創出することで、投資先企業の成長スピードを加速させることも特徴です。さらに、SBIインベストメントの最大の強みは意思決定がスピーディーであることです。ベンチャー企業の経営は変化が激しく、短い時間で判断しなければならない案件が数多く出てきます。そういった時でも、案件の可否について迅速かつ的確に判断し、タイムラグによる機会損失が発生しないようにしています。

現在抱いている夢や目標を教えてください。
ベンチャーキャピタリストとして新しい産業を創出する

短期的な目標は、現在ハンズオンを行っている投資先の企業価値を高めて、海外市場でのIPOを実現させることです。長期的な目標は、数多くの優れたベンチャー企業の経営に深く関与し、ベンチャーキャピタリストとして新しい産業を創出した足跡を残すことです。ベンチャーキャピタリストの直接的なミッションは投資先の企業価値を高めイグジットさせることですが、新しい産業を生み出し、雇用を創出し、社会の発展に寄与するという新産業クリエイターの役割も忘れず、業務に邁進しています。

ベンチャーキャピタリストは、経営者と対等に話をするため、財務、法務、ITなどの幅広い知識や事業に対する的確な判断力が求められます。そのため、何事にも好奇心が旺盛で常に物事を前向きに捉えることのできる方、物事を達成するためにとことん努力する方が向いていると思います。当社でぜひ、自らの可能性に挑戦してみてください。