採用TOP > 社員インタビュー > SBIソーシャルレンディング 商品開発部

企業にとっての新しい資金調達法の実現

    SBIソーシャルレンディング(当社)は2011年3月28日に開業し、私はその直後の4月1日にSBIグループの別の会社から当社に異動してきました。当社では個人向けローンの審査から、様々な社内のプロセス構築、会社法などの法改正に伴う対応、金融庁や関東財務局など当局への対応、外部でのセミナー開催、社内規程の変更など、システム部門以外のほとんどの業務を一通り経験してきました。
    現在は事業の拡大とともに社員も増えてきて業務の分担が出来るようになり、商品開発部で商品組成の部分をメインで担当しています。ソーシャルレンディングは企業にとっては新しい資金調達の手段で、投資家(貸し手)を集め、企業に資金を提供するビジネスモデルです。商品開発部の仕事は融資業務と募集業務に大別できます。融資業務では借り手になる企業の書面審査や面談、事業の実態把握のため実際の現場に足も運びます。担保も設定するので担保が不動産であれば実物を確認に行き、山間の土地であれば山奥に入って行くこともあります。一方で募集業務は貸し手に対する業務です。当社の場合、貸し手となる投資家には匿名組合に出資して頂くことになるため、匿名組合出資契約や法定交付書面、重要事項の説明書面の作成や、当社ホームページに掲載する商品の内容や投資家に説明する情報をマーケティング部門と作成するのが主な業務です。

    借り手となる企業側の業界は多岐にわたるため、幅広い知識と情報に触れることができます。例えば、以前当社のお客様でバイオマスの発電事業を手掛けたい企業が資金の貸し手を探していたことがあったのですが、その会社は牛舎で牛糞を使ってメタン発酵を行っていて、そのメタン醗酵の仕組みを石垣島に行って確認したり、現地で牛糞の処理に悩みを抱えている酪農家の方々から「メタンガスにより発電ができると、牛糞の処理をお金をかけずにできるようになり助かります」という声を実際に聞く機会を得ることがありました。オフィスの机の上だけで書類作業をしていると世の中が狭く見えがちですが、様々な分野の専門家や、長年その業界に従事されてきた方と会って、自分が普通に生活していたら知り得ない分野の話を聞くことができるのは有難い環境ですし、今の仕事だからこそ経験できる業務だと思っています。

全く世の中に知られていないビジネスを始める

    ソーシャルレンディングは2005年に英国で始まり、2011年当時は世界20ヵ国以上で展開されていました。当社が日本で開業したときは国内では先行する2社で数億円の融資が行われていた程度でしたが、現在当社の累計募集金額もお陰様で1000億円を突破しました。
    開業直後はソーシャルレンディング自体が日本国内ではほとんど知られていないビジネスでしたので、難しい課題に直面して苦労したこともありました。当社のメンバーも少人数で、そうした開業当初の規模から、現在の業界ナンバーワンになるまでの過程を経験できたことは私にとってとても貴重な財産です。開業時からの会社の成長や軌跡に携われることは、普通の大企業に入っていたらまったく経験できなかったことだと思いますし、こうした経験は、顧客中心主義を徹底し、スピード感をもって新しい金融サービスを創造し追求するSBIグループならではだと実感しています。また、20代だった私に重要なポジションを与えてくれたり、大きな仕事を任せていただける風土の中で、一つのベンチャーをまともな会社に仕上げていくという機会に恵まれました。
    その過程では、自分で考えて動かなければならない環境がずっと傍にあったので、自分の目でしっかりと確かめて内容を理解し、腑に落としてから行動するということが仕事を進める上での自分の中の軸になっています。
    一例ですが、以前テレマティクスローンファンドという商品を組成したことがありました。フィリピンでMCCS(車両遠隔制御IoTデバイス)を取り付けたトライシクル(三輪タクシー)の割賦販売事業者の事業資金に対応する融資を行うという商品で、現地のトライシクルのドライバーを訪問して、どういった生活をしているのかを見て、話を聞きました。私は先入観に捉われずに、きちんと自分の目で見たものでないと投資家に商品として売れないと思っているので、そのためには欠かせないプロセスだと思っています。

    私は世の中にお金の流れを作って、その流れが社会に貢献するという役割を担うことが、ビジネスとしての醍醐味だと考えます。まさに当社のビジネスはそれに近い部分があって、個人の投資家には新しい投資の機会を作り、借り手には当社の仕組みを使うことで、新しい資金調達の機会を提供する―こうして社会に新しいお金の流れを作っているという自負があります。
    今後は世の中にこのソーシャルレンディングという仕組みをさらに普及させていくことが一つの目標です。昨今、銀行側もなかなか企業に対して貸し出しに踏み切れない環境にあるので、その中で当社は強みを生かして柔軟に舵を切り既存の金融機関の仕組みの一部分を担っていけると思いますし、またそうすることで、ソーシャルレンディング自体の認知拡大につながっていくと思っています。

    ニュース一覧

    2017年12月13日  「FinTech関連事業 新規メンバー採用」を追加しました。
    2017年7月21日   採用サイトをリニューアルしました。