採用TOP > 持続的成長への挑戦

    これまでSBIグループは、事業構築の基本観に基づき、21世紀の成長産業であるIT分野等へのベンチャー投資を拡大させつつ、その技術を活用する多様なインターネット金融分野の会社を設立することで、総合的なインターネット金融生態系を構築し、飛躍的成長を実現してきました。このように事業領域を拡大する上で、ベンチャー投資と並行して自らも成長産業における事業展開を進めることで相互に好影響をもたらし、持続的成長が可能となります。

国内におけるインターネット金融生態系を確立

    金融サービス事業

    オンライン証券事業を皮切りに多様な金融分野へ参入してきたSBIグループは、インターネット金融生態系の構築を通じ、事業会社間での相乗効果・相互進化を推進し、競合他社との差別化を図ることで競争上の優位性を具現化する体制を構築してきました。現在では、圧倒的な顧客基盤を有し、リテール分野において国内No.1の地位を確立しているオンライン証券事業をはじめ、銀行事業・保険事業を金融サービス事業の3大コア事業と位置付ける世界でも極めてユニークなインターネットをメインチャネルとする金融コングロマリット体制を確立しました。その他にも、インターネットを通じたサービスの提供にとどまらず、顧客一人ひとりにとって最適な金融商品を提案するべくSBIマネープラザというフランチャイジング方式の対面型小店舗などの積極的な展開を通じ、ネットとリアルの双方からSBIグループの金融サービスを有機的に展開しており、高い顧客満足を得ています。
    このように、金融生態系内で徹底的にシナジー効果を発揮することで成長を遂げた一方、アセットマネジメント事業におけるIT分野への注力投資が金融サービス事業の発展にも大きく寄与しました。投資先のIT企業には、最先端技術を有する企業も多く、その技術やノウハウをグループ内に活用することで、独自性のある金融サービスの実現が可能になるなど、金融サービス事業とアセットマネジメント事業の間での好循環が生まれています。

21世紀の成長産業へ投資

    アセットマネジメント事業

    経営理念に掲げる「新産業クリエーター」を目指し、1999年の創業以来、SBIグループは21世紀における成長産業であるIT分野やバイオテクノロジー分野を中心に集中投資を行ってきました。また2005年以降は、グループのリスク分散とより高い成長を図るため、アジアを中心に潜在成長力の高い新興諸国において現地有力パートナーと共同でファンドを多数設立し、グローバル投資体制を整備するとともに、国内で培ったオンライン金融事業のノウハウや知見を移出し、海外での金融生態系の構築を推進しています。 創業時より注力してきたIT分野では、国内におけるインターネットの黎明期から積極的に投資し、多数のベンチャー企業を育成してきました。それと同時に、SBIグループ自らもインターネットをメインチャネルとする多種多様な金融サービスを展開してきたことで、IT分野の技術やノウハウなどがグループ内に蓄積されました。それらがIT分野における的確な投資を促し、1990年代後半以降に設立したファンドでの高パフォーマンスの達成につながっています。現在、新技術開発が加速化し、世界的な関心が高まるFinTech、IoT、AI、ビッグデータ等の分野においても、アセットマネジメント事業では同分野のベンチャー企業への積極的な投資を進めるとともに、金融サービス事業に投資先のベンチャー企業が有する新技術を導入して新サービスの開発や業務効率化を進めるなどの好循環を実現していきます。

収益化に向けグローバルな事業体制を整備

    バイオ関連事業

    バイオテクノロジー分野については有望なバイオベンチャー企業の投資・育成に注力するとともに、さらなる安定的な持続的成長を志向し、SBIグループの注力事業分野と位置付け、子会社の設立を通じて自らもバイオ関連事業に参入しました。SBIグループのバイオ関連事業は、主に3つの子会社で展開しています。2007年に設立したSBIバイオテックでは最先端のバイオテクノロジーを駆使して新たな医療・医薬品を創出しています。またALA関連事業としては、2008年に設立したSBIファーマでALAを活用した医薬品・健康食品・化粧品の研究開発・製造を、そして2012年設立のSBIアラプロモで国内におけるALA配合の健康食品・化粧品の販売を行っています。 医薬品・健康食品・化粧品の研究開発・製造を通じて、人々の健康な生活に貢献するバイオ関連事業ですが、製薬業は景気変動の影響を受けにくいディフェンシブセクターとされており、また国内の他業種と比較しても高水準の利益率が見込まれるなど安定的に利益を創出することができる分野といえます。そして、SBIグループにおける中長期的な成長の牽引役として期待するALA関連事業は、その有効成分ALAの幅広い分野への応用が注目され、国内外で共同研究先や事業提携先が拡大しています。今後は、研究体制の一体化によりグローバル展開を加速させるとともに、国内外において医薬品や健康食品等の販売体制の強化を進めていきます。