第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1) 業績

[1]業績の概要

当連結会計年度における国内経済は、個人消費や雇用情勢にはっきりとした好転の兆しが見られなかったものの、年度後半より輸出や設備投資が堅調に推移し、緩やかな景気回復傾向を示しました。

このような状況のもと、アセットマネジメント事業では、ソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンドを中心に、投資コストを低下させつつ、より公開可能性の高い企業への集中的な投資を行った結果、当連結会計年度における、当社及び当社連結子会社が運用するファンド(以下「当社ファンド」)からの投資実績は、21社に対して242億円となりました。また、ブローカレッジ&インベストメントバンキング事業では、東証一部の1日平均売買高が過去最高を記録するなど株式市場が活況を呈したことにより、イー・トレード証券株式会社及びワールド日栄フロンティア証券株式会社等の委託手数料、金融収益が大幅に増加いたしました。なお、平成15年4・5月の旧イー・トレード株式会社(連結)、平成15年4〜9月のワールド日栄証券株式会社、平成15年4〜12月のフィデス証券株式会社、および平成15年4月〜平成16年1月のファイナンス・オール株式会社(連結)の売上高は含まれておりません。

以上により、当連結会計年度の業績は、売上高が35,364百万円、営業利益は8,086百万円、経常利益は9,068百万円、当期純利益は4,256百万円となりました。なお、前連結会計年度は決算期変更により6ケ月決算であったため、前連結会計年度との比較増減は行っておりません。

 

[2]業務別収益の状況

<業務別収益の状況>

(a) 経営成績

 

前連結会計年度

自 平成14年10月 1日

至 平成15年 3月31日

当連結会計年度

自 平成15年 4月 1日

至 平成16年 3月31日

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

アセットマネジメント事業

3,532

100.0

12,595

35.6

 

投資事業組合等管理収入

2,242

 

 

3,737

 

 

 

営業投資有価証券売上高

1,044

 

 

6,458

 

 

 

投資顧問業務その他

246

 

 

2,399

 

 

ブローカレッジ&

インベストメントバンキング事業

21,135

59.8

 

証券関連事業

 

 

20,060

 

 

 

商品先物関連事業

 

 

1,075

 

 

ファイナンシャル・サービス事業

1,633

4.6

合計

3,532

100.0

35,364

100.0

(注)1. 記載金額の百万円未満を切捨てて表示しております。

2.前連結会計年度(自平成14年10月1日 至平成15年3月31日)につきましては、連結財務諸表提出会社が決算期を変更したことにより6ヶ月決算で作成しております。

3.ブローカレッジ&インベストメントバンキング事業の売上高には、平成15年4・5月の旧イー・トレード株式会社(連結)、平成15年4〜9月のワールド日栄証券株式会社、平成15年4〜12月のフィデス証券株式会社の売上高は含まれておりません。また、前連結会計年度(自平成14年10月1日 至平成15年3月31日)につきましては、当該売上高は計上されておりません。

4.ファイナンシャル・サービス事業の売上高には、平成15年4月〜平成16年1月のファイナンス・オール株式会社(連結)の売上高は含まれておりません。また、前連結会計年度(自平成14年10月1日 至平成15年3月31日)につきましては、当該売上高は計上されておりません。

 

<売上高>

1)アセットマネジメント事業

 

アセットマネジメント事業の売上高は投資事業組合等管理収入、営業投資有価証券売上高、投資顧問業務その他の収入から構成されております。

 

(投資事業組合等管理収入)

投資事業組合等管理収入はファンドの設立時にファンド募集基金に一定割合を乗じて算定される設立報酬、ファンドの当初出資金ないしは純資産価額等に一定割合を乗じて算定される管理報酬及びファンドの運用成績により収受される成功報酬よりなっております。

当連結会計年度におきましては、管理報酬が3,737百万円となっております。これは主に、平成12年3月から7月にわたり設立されたソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンド(当初出資金総額150,500百万円)からによるものであります。

 

(営業投資有価証券売上高)

キャピタルゲインを目的とした保有株式等(営業投資有価証券)を売却した場合、売却価額は営業投資有価証券売上高として計上されております。また、当企業グループが運営するファンドへ当社又は連結子会社が出資(営業出資金)した場合、ファンドの決算に基づき、ファンドで計上された売上高の出資割合相当額が当社の営業投資有価証券売上高として計上されております。

当連結会計年度におきましては、営業投資有価証券売上高が6,458百万円となっております。

 

(投資顧問業務その他)

当連結会計年度において投資顧問料その他の収入が2,399百万円計上されております。このうち、不動産関連売上高が2,154百万円となっております。

 

2)ブローカレッジ&インベストメントバンキング事業

 

ブローカレッジ&インベストメントバンキング事業の売上高は主に証券関連事業及び商品先物関連事業の各収入から構成されております。

なお、平成15年4・5月の旧イー・トレード株式会社(連結)、平成15年4〜9月のワールド日栄証券株式会社、および平成15年4〜12月のフィデス証券株式会社の売上高は含まれておりません。

 

(証券関連事業)

証券取引関連収入は、証券売買取引に伴う委託手数料、新規公開株式の引受・売出手数料、株式の募集・売出しの取扱手数料等の収入より構成されております。

当連結会計年度におきましては、証券関連事業収入が20,060百万円となっております。当該収入は主にイー・トレード証券株式会社及びワールド日栄フロンティア証券株式会社で計上されたものであります。

 

(商品先物関連事業)

商品先物関連事業収入は、委託者が取引を転売又は買戻し及び受渡しにより決済したときに計上する商品先物取引の受取手数料等の収入よりなっております。

当連結会計年度において商品先物関連事業収入が1,075百万円計上されております。当該収入はイー・コモディティ株式会社で計上されたものであります。

 

3)ファイナンシャル・サービス事業

 

ファイナンシャル・サービス事業の売上高は主にファイナンシャル・マーケットプレイス事業、ファイナンシャル・プロダクト事業、およびファイナンシャル・ソリューション事業等から構成されております。当連結会計年度におきましてはファイナンシャル・サービス事業収入が1,633百万円となっております。当該収入は主にウェブリース株式会社及びグッドローン株式会社で計上されたものであります。

なお、平成15年4月〜平成16年1月のファイナンス・オール株式会社(連結)の売上高は含まれておりません。

 

<売上原価>

1)アセットマネジメント事業

 

(営業投資有価証券売上原価)

キャピタルゲインを目的とした保有株式等(営業投資有価証券)を売却した場合、売却コストは営業投資有価証券売上原価(評価損が計上される場合にはこれを含む)として計上されます。また、当企業グループが運営するファンドへ当社又は連結子会社が出資(営業出資金)した場合、ファンドの決算に基づき、ファンドで計上された売上原価(評価損が計上される場合にはこれを含む)の出資割合相当額が当社の営業投資有価証券売上原価として計上されます。

当連結会計年度におきましては、営業投資有価証券売上原価が5,673百万円となっております。

 

(投資損失引当金繰入額)

投資損失引当金は期末現在に有する営業投資有価証券の将来の損失に備えるため、投資先会社の実情を勘案の上、その損失見積額を計上しております。

当連結会計年度におきましては、574百万円となっており、時価のない有価証券の評価について、一定のルールに基づいて保守的な評価を実施した結果であります。

 

(その他の売上原価)

その他の売上原価はアセットマネジメント事業に係るものであり3,904百万円となっております。当連結会計年度におきましては、主なものは人件費の他、不動産売上原価、支払報酬等があります。

 

2)ブローカレッジ&インベストメントバンキング事業

 

ブローカレッジ&インベストメントバンキング事業の売上原価の主なものは、信用取引の貸借利息等に係る金融費用であり、当連結会計年度におきましては963百万円であります。

なお、平成15年4・5月の旧イー・トレード株式会社(連結)、平成15年4〜9月のワールド日栄証券株式会社、および平成15年4〜12月のフィデス証券株式会社の売上原価は含まれておりません。

 

3)ファイナンシャル・サービス事業

 

ファイナンシャル・サービス事業の売上原価の主なものはウェブリース株式会社におけるリース原価であり、当連結会計年度におきましては902百万円であります。

なお、平成15年4月〜平成16年1月のファイナンス・オール株式会社(連結)の売上原価は含まれておりません。

 

<販売費及び一般管理費>

当連結会計年度におきまして販売費及び一般管理費は15,259百万円となっております。主なものは人件費、証券システムの業務委託費、支払手数料等であります。

 

<営業外損益>

営業外損益は純額で当連結会計年度981百万円の利益となっております。ワールド日栄フロンティア証券株式会社の取得に伴って発生した貸方連結調整勘定の償却で1,197百万円の利益を計上する一方、支払利息や社債発行費の償却による費用が発生しました。

 

<特別損益>

特別損益は純額で当連結会計年度2,940百万円の利益となっております。投資有価証券の売却による利益が10,100百万円あったことやワールド日栄フロンティア証券株式会社等にて貸倒引当金戻入益1,948百万円を計上した一方、ファイナンス・オール株式会社の子会社化による株式移動に伴う損失7,025百万円がありました。

 

(b) キャッシュ・フロー

「7.財政状態及び経営成績の分析」の「6.資本の財源及び資金の流動性についての分析」に記載のとおりであります。