2004年10月6日
ソフトバンク・インベストメント株式会社

 当社子会社のイー・トレード証券株式会社(本社東京都港区、代表取締役社長 井土 太良、以下、イー・トレード証券)は、10月18日(月)より、オンライン証券で初めて、JASDAQのマーケットメイカーとして、JASDAQ上場銘柄の値付け業務を開始することとなりましたのでお知らせいたします。

JASDAQ市場は、売り・買い両方の注文がなければ売買が成立しないオークション方式に加え、マーケットメイカーが投資家に対して売買に応じる価格と株数を常時提示して値付けを行うマーケットメイク方式を採用しています。マーケットメイク方式では必ず売買の相手方となるマーケットメイカーが存在しますので、「投資家はいつでも売買ができる」という取引環境が提供され、いつまでたっても売買ができないという機会リスクがない売買手法です。

JASDAQ市場に上場する企業は、成長段階の途上にある企業が多く、そのため流通株式数もあまり多くありませんが、マーケットメイク制度によって、十分な流動性が付与されています。また、JASDAQ市場における投資部門別売買代金に占める個人シェアは68%(8月実績、委託取引)と、個人投資家が流動性の供給に大きく貢献しています。

イー・トレード証券の同市場における売買代金シェアは、26%(8月実績、委託取引)であり、イー・トレード証券がマーケットメイカーとなることで、流動性の向上に貢献できると考えます。そして、個人のリスクマネーと、JASDAQ市場に上場する成長企業との橋渡し役として、新しい産業の育成と同市場の発展に寄与していきたいと考えます。

当初「バックスグループ(4306)」、「ラック(4359)」、「A&D(7745)」の3銘柄を10月18日より、「妙徳(6265)」を10月22日より取り扱います。対象銘柄につきましては順次、拡大していきます。