2006年2月22日
SBIホールディングス株式会社

当社は、株式会社ゼクス(本社:東京都新宿区、代表:平山 啓行、以下ゼクス)と同社の持分法関連会社であります東西アセット・マネジメント株式会社(本社:東京都港区、代表:城 卓一郎、以下東西AM)へ共同出資等をすることを決定いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1. 共同出資等の理由

当社は、総合金融グループとしての事業拡大を推進すると共に、金融事業で培ってきた経営資源・ビジネスノウハウを他の事業領域へも積極的に活用していく方針を明らかにし、新たなコアビジネスの一つとして「住宅不動産事業」への本格的な進出を表明しております。

当社グループは、住宅不動産事業の事業拡大施策として、大規模かつ当社グループの特色を活かした不動産ファンドの組成、他社との不動産分野での積極的なアライアンスを推進しております。当該事業部門における重要施策の一環として、既に、株式会社ゼファー(本社:東京都千代田区、代表:飯岡 隆夫)との資本提携による持分法適用関連会社化(平成17年9月2日付け発表)及び当社連結子会社SBIパートナーズ株式会社(本社:東京都港区、代表:相原 志保)との合併(合併期日は平成18年3月1日を予定しております。)を行っております。

ゼクスグループにおいては、不動産コンサルティング事業とシニアハウジング運営を主体とする施設運営事業を創業以来展開してまいりました。同社グループ事業の継続・拡大を図る中で、証券化手法やREIT事業等、不動産金融スキルの強化を今後の課題としております。

ゼクスの持分法関連会社であります、東西アセット・マネジメント株式会社は、不動産証券化、アセット・マネジメント、プロパティ・マネジメント等、不動産金融における実績のある未公開企業であり、我が国の不動産証券化市場を支える重要なメインプレーヤーとなるべく、当該市場において事業を拡大させております。

当社は、この度、不動産金融に強みを持つ東西AMへのゼクスとの共同出資、並びに大株主からの東西AM株式の一部譲渡による取得をいたします。今後は、当社及び東西AMとの有機的な連携を加速させ、飛躍的な事業拡大を目指してまいります。また、今回のゼクスとの共同出資を通じて、当社はゼクスグループの不動産ソリューションノウハウを、ゼクスグループはSBIグループの金融スキルを吸収し、将来的に両社の得意分野での発展的な相互協力も含めて検討してまいります。

2. 出資・一部譲渡による株式取得先の概要

(1)商号
東西アセット・マネジメント株式会社
(2)代表者
城 卓一朗
(3)所在地
東京都港区虎ノ門四丁目1番20号
(4)設立年月日
平成10年5月18日
(5)主な事業の内容
アセット・マネジメント業務、プロパティ・マネジメント業務、デューデリジェンス等
(6)決算期
12月31日
(7)従業員数
13名(平成17年12月31日現在)
(8)当社との関係
[1]出資関係 該当事項はありません。
[2]取引関係等 該当事項はありません。
[3]役員の兼務関係 該当事項はありません。

3. 出資・一部譲渡による取得株数、取得価格及び所有株式の状況

  1. (1) 出資・一部譲渡による株式取得前の所有株式数 ― 株 (所有割合 ―%)
  2. (2) 出資・一部譲渡による取得株式数
    1. [1] 出資株式数 1,230株 (出資総額 615百万円)
    2. [2] 一部譲渡による取得株式数 225株 (取得総額 112.5百万円) 
  3. (3) 出資・一部譲渡による株式取得後の所有株式数 1,455株 (所有割合 25.00%)

4.出資・一部譲渡による株式取得の日程(予定)

平成18年2月23日
払込期日
平成18年3月1日
株式譲渡契約書締結
平成18年3月1日
株券受渡し期日

5. 今後の見通し

本件が業績に与える影響につきましては、現時点では未定であります。

(ご参考)

【株式会社ゼクスの概要】

(1)名称 株式会社ゼクス
(2)主な事業内容 不動産コンサルティング事業・シニアハウジング&サービス事業・その他施設運営事業
(3)設立年月日 平成8年6月5日
(4)本店所在地 東京都新宿区四谷四丁目28番4号
(5)代表者 代表取締役社長 平山 啓行
(6)資本の額 1,558百万円
(7) 従業員 84名
(8)大株主
(平成17年11月31日現在)
有限会社ヒロ・アセット25.50%
平山 啓之16.20%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社6.08%

以上