2006年3月20日
SBIキャピタル株式会社

SBIグループでバイアウト・企業再生及びメザニン投資ファンド運営会社であるSBIキャピタル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役北尾 吉孝以下、「SBIC」と言います。)は、平成17年11月16日に札幌地方裁判所に民事再生手続を申し立てた東建工業株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役社長 佐々木 就以下、「東建工業」と言います。)の事業再生を支援するDIPファイナンスとして、SBIメザニンファンド2号を通じて3月17日に、極度額1億円の融資枠を設定することを決定いたしました。

同社は、多額の負債をかかえて民事再生開始手続の申立を行いましたが、本業における収益は安定しており、地元札幌を中心に相応の事業基盤を持ち、外断熱工法等の研究を通じ優れた技術力を有していることから、今後の事業再生の可能性は十分にあると考えられます。今回のDIPファイナンスは、東建工業の運転資金確保により、信用力の毀損を防ぎ、事業再生の可能性をより高めることを目的として行われるものです。

SBICのメザニン業務は、平成16年8月にメザニン投資及び企業再生ファイナンスを目的として組成された総額31億円のSBIメザニンファンド1号の運用によって開始され、平成17年4月12日にはSBIメザニンファンド2号(出資約束金額83億円)を組成し、投資を拡大させております。その投資実績は、現在までに投資実行件数53件、投資実行累計額125億円となっております。SBICは、今後もメザニン投資、企業再生ファイナンス等を通じ、日本経済の再生に貢献してまいります。

以上