2008年7月8日
SBIホールディングス株式会社

 当社は、米国においてウェブテクノロジーのトレンドであるセマンティックウェブを軸とした新たなサービスの開発・企画を手掛けているHotGrinds, INC.(本社:米国ネバダ州、代表者:Claude Vogel、以下「HotGrinds」)と、日本におけるセマンティックウェブを中核とする新しいサービスを展開することを目的とした合弁会社の設立に向け、基本合意を締結いたしましたのでお知らせいたします。

 セマンティックウェブとは、1998年ごろにウェブの創始者であるTim Berners-Lee氏が提唱し始めた技術で、ウェブページに「意味情報(メタデータ)」を付与することで文書間の関係などの解析を可能とし、それによってウェブ上の膨大な情報をより有効利用しようとするものです。
現在の既存の検索サービスでは、「ネット」という文章を検索した場合、「ネットワーク」、「正味量」、「網」などといったそれぞれの意味が違う場合でも同じ検索結果に表示されております。セマンティックウェブを活用すれば、これらの複数の意味を持つ単語でもそれぞれに「意味情報」を付加した検索が可能となるため、短時間で最適な結果を導き出すことが可能になります。

 SBIホールディングスおよびHotGrindsは、今回の合弁会社設立を通じ、セマンティックウェブを活用した新しいサービスを開発することで、日本における全てのインターネットユーザーに対し、従来のツールでは実現し得なかったより利便性の高いウェブサービスの提供を目指してまいります。

 第一の取り組みとして、HotGrindsの提供するウェブサイト「The Debating Society!」(http://www.hotgrinds.com/)の日本語版の開発を検討しており、当サイトをコンセプトサイトとして日本におけるセマンティックウェブの普及に向けて、幅広く取り組んでいく予定です。

 SBIグループでは、各サービスを利用するユーザーの利便性向上と革新的なサービスの提供を目指し、新世代のウェブサービスの開発・提供に向けて積極的に取り組んでおります。今後も、より顧客中心主義を追求できるような付加価値を持った新たなウェブサービスの開発に取り組み、インターネット関連事業の更なる飛躍を目指してまいります。

【合弁会社の概要(予定)】

・出資比率 SBIホールディングス 60%、HotGrinds 40%
・当初出資金 5,000万円
・日程 2008年6月22日 基本合意書締結
    2008年8月 合弁会社設立(予定)
・事業内容 セマンティックウェブテクノロジーの実践、普及、啓蒙活動

(商号、資本金等の項目につきましては、合弁契約締結時に最終決定する予定です。)

以上