2009年4月22日
SBIネットシステムズ株式会社

当社は、平成21年3月期(平成20年4月1日~平成21年3月31日)におきまして、特別損失を計上するとともに、最近の業績の動向等を踏まえ、平成20年4月24日に公表しました平成21年3月期通期の業績予想を下記のとおり修正いたしましたので、お知らせいたします。

1. 特別損失の発生について
 当社グループを取り巻く経営環境は、米国に端を発した世界的な金融危機の深刻化及び、経済の悪化による先行き不透明感もあり、依然不安定かつ厳しい状況下にあります。この度、当社グループの資産状況及び事業進捗・財務状況をより厳密に精査した結果、以下の特別損失を計上いたします。

(1)平成21年3月期における有価証券売却損及び評価損
 単体連結
(A)平成21年3月期第4四半期会計期間(平成21年1月1日から
平成21年3月31日まで)の有価証券売却損及び評価損の総額(=イ-ロ)
4百万円18百万円
 (イ)平成21年3月期(平成20年4月1日から
平成21年3月31日まで)の有価証券売却損及び評価損の総額
9百万円34百万円
 (ロ)直前四半期(平成21年3月期第3四半期)累計期間
(平成20年4月1日から平成20年12月31日まで)
の有価証券売却損及び評価損の総額
5百万円15百万円
※四半期における有価証券の評価方法は、洗替え方式を採用しております。
※当社の決算期は3月31日です。

○純資産額・経常利益額・当期純利益額に対する割合

 単体連結
(B)平成20年3月期末の純資産額94百万円70百万円
 (A/B×100)5.0%25.6%
 (イ/B×100)10.3%48.0%
(C) 最近5事業年度の経常利益の平均額14百万円7百万円
 (A/C×100)31.6%236.1%
 (イ/C×100)65.3%442.3%
(D) 最近5事業年度の当期純利益の平均額14百万円6百万円
 (A/D×100)32.9%285.7%
 (イ/D×100)68.2%535.1%

(2)ソフトウエア資産の減損及び除却等(連結)
当社グループの販売目的ソフトウエア及び自社利用ソフトウエア資産等について精査した結果、228百万円の減損損失を計上いたします。

2. 平成21年3月期連結業績予想数値の修正(平成20年4月1日~平成21年3月31日)
(単位:百万円)
 売 上 高営業利益経常利益当期純利益1株当たり
当期純利益
前回発表予想(A)5,00014014070236.39
今回修正予想(B)6,0554247△327△1,004.87
増減額(B-A)1,055△97△92△397
増減率(%)21.1△69.4△66.1
(ご参考)
前期実績 (平成20年3月期)
3,082△400△457△1,440△20,837.24
※1株当たり当期純利益に関しましては、期中の株式増加を踏まえ、修正しております。
3.平成21年3月期個別業績予想数値の修正(平成20年4月1日~平成21年3月31日)
(単位:百万円)
 売 上 高営業利益経常利益当期純利益1株当たり
当期純利益
前回発表予想(A)700505050262.90
今回修正予想(B)376△317△314△404△1,240.16
増減額(B-A)△323△367△364△454
増減率(%)△46.2
(ご参考)
前期実績(平成20年3月期)
977△384△371△1,412△20,430.05


4. 修正の理由
 当社グループは、インターネットの金融ワンストップサービスを展開するSBIグループにおける「システム関連生態系」のコア企業として、情報セキュリティ分野と密接に係る金融システム分野へ積極的に事業領域を拡大してまいりました。金融システム分野において、SBIグループとの事業シナジーを高め金融機関のニーズを取り込み、順調に業績を拡大させた結果、当社グループの連結売上高は大幅に当初の予定を上回る見込みとなりました。営業利益、経常利益については、当社単体のセキュリティ製品等の販売計画の遅れにより個別業績予想が当初計画を下回る結果となったものの、グループ全体においては黒字化を達成する見込みとなりました。
しかしながら、昨今の株式市場の低迷を受け、投資有価証券売却損及び評価損を計上し、また、来期以降の更なる成長につなげるため、固定資産の減損処理及び設備等の償却期間の見直しを実施した結果、特別損失を計上し平成21年3月期通期の業績予想を修正いたします。

(注)本資料に記載している予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき作成しています。従って、予想に内在する不確定要因や今後の事業運営における状況変化等により、実際の業績は当該予想と異なる可能性があります。

以上