2009年4月23日
SBIアクサ生命保険株式会社
ライフネット生命保険株式会社

インターネットを活用して生命保険サービスを提供するSBIアクサ生命保険株式会社(URL:http://www.sbi-axa.co.jp/ 本社:東京都港区、代表取締役社長 木村真輔)とライフネット生命保険株式会社(URL:http://www.lifenet-seimei.co.jp/ 本社:東京都千代田区、代表取締役社長 出口治明)はネット生保誕生1周年を記念し、共同調査として2009年4月10日~4月14日の5日間、20代~50代の男女1000名に対し「ネット生保に関する調査」をモバイルリサーチで実施し、1000名の有効回答を得ました。

アンケート総括

◆ 生命保険業界に必要なChangeは「保険料が安くなること」
オバマ大統領のキャッチフレーズとして『Change』が話題となりましたが、日本の生保業界でも、SBIアクサ生命やライフネット生命などのネット生保が誕生するなど、新しいChangeが生まれています。
そこで、20代~50代の男女1000名に対し、日本の生命保険業界にも『Change』が必要かどうかを尋ねたところ、68.4%の回答者が『必要』(「必要である」31.8%、「やや必要である」36.6%)と回答しました。
次に、生命保険業界にもChangeが必要と回答した684名に対し、生命保険業界に必要なChangeは何かを複数回答形式で聞いたところ、トップになったのは「保険料が安くなること」71.3%、2位は僅差で「商品がシンプルで分かりやすくなること」71.1%、3位「各社の保険商品を横並びで比較できるようになること」43.0%となりました。このように、「安くてシンプルでわかりやすい保険」が現在の生活者に求められているようです。

◆ 生命保険の比較情報量の不足を感じている人7割
20代~50代の男女1000名に対し、現在の日本での生命保険の比較情報量についてどのように感じているのかを単一回答形式で聞いたところ、『足りていると思う』(「十分に足りていると思う」1.9%、「ある程度足りていると思う」30.0%の合計)と回答したのは31.9%となりました。一方『不足していると思う』(「不足していると思う」22.8%、「やや不足していると思う」45.3%の合計)と回答したのは68.1%という結果となり『不足していると思う』が『足りていると思う』の数値を36.2ポイントと大きく上回る結果となりました。
さらに、『不足していると思う』と回答した681名に対し、生命保険の比較情報が十分でない状況についてどのように感じるのかを単一回答形式で尋ねたところ、91.8%の回答者が『比較情報を整備して欲しい』(「ぜひ比較情報を整備して欲しい」46.0%、「できれば比較情報を整備して欲しい」45.8%の合計)と回答する結果となり、多くの人が現在の日本の生命保険の情報のあり方に疑問を持っていることがわかりました。

◆ 生命保険はネットで買う時代が到来
20代~50代の男女1000名に対し、今後インターネットで生命保険を買うことについて、どのように思うのかを聞いてみたところ、47.1%の回答者が『興味がある』(「すでに加入した」1.9%、「興味がある」14.1%、「やや興味がある」31.1%の合計)となり、『興味がない』(「あまり興味はない」33.9%、「興味はない」19.0%という結果になり、)との回答は52.9%という結果になりました。
 次に『興味がある』と回答した471名に対し、インターネットで生命保険に加入する“メリット”はどのようなところに感じるのかを複数回答形式で聞いたところ、1位「自分の好きな時間に手続きが行える」60.5%、2位「手続きがはやい」57.5%、3位「安い」54.8%という結果となり、“デメリット”の回答結果(複数回答形式)は、1位は同率で「きちんと支払ってくれるか不安」、「まだ新しい会社・方法なので信用が不安」44.8%となり、3位「相談できない」39.1%という結果になりました。
また全回答者1000名に対し、今後どのような方法で生命保険に加入したいのかを複数回答形式で聞いたところ、「インターネットを通じて」が41.9%でトップとなっており、上記のような“デメリット”を解決することで、今後、ネット生保の市場の成長が期待できるのではないかと考察できます。

◆ ネット生保に関心を持っている人はどんな人?
20代~50代の男女で『インターネットで生命保険を買うことに興味がある』と回答した471名と『興味がない』と回答した529名の価値観やライフスタイルの違いについて調べてみたところ、『興味がある人』の回答が『興味のない人』の回答を上回ったのは上から順に、「金利の動向には敏感なほうだ」0.44ポイント差、「スマートフォンに興味や関心がある方だ」0.39ポイント差、「結婚している」0.36ポイント差、「金融商品の良し悪しについて、自分なりの判断ができる」0.35ポイント差、「子供がいる」0.22ポイント差、という結果となりました。
このように、ネット生保に興味がある人は、ネット生保に興味がない人に比べ、①結婚して子供がいる割合が高い、②スマートフォンなどのデジタル機器に興味がある人が比較的多い、③金融にある程度精通しており、自分なりの判断ができる、というような人物像が浮かびあがる結果となりました。

■■調査概要■■
■調査タイトル:ネット生保に関する調査
■調査対象:ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする
       20代~50代の男女 1000名を対象
■調査対象者の内訳:
       20代男性 125名、30代男性 125名
       40代男性 125名、50代男性 125名
       20代女性 125名、30代女性 125名
       40代女性 125名、50代女性 125名
■調査期間:2009年4月10日~4月14日
■調査方法:モバイルリサーチ
■調査地域:全国
■有効回答数:1000サンプル
■実施機関:ネットエイジア株式会社

調査結果の詳細はこちら(pdf)