2009年7月27日
SBIホールディングス株式会社

 当社は、子会社SBIプロスパー株式会社を通じて、ウェブサイトを介したソーシャルレンディング(個人間融資)事業運営への準備を開始することといたしましたのでお知らせいたします。

 当社は、2007年に米国の個人間(People to People)融資仲介大手であるプロスパー・マーケットプレイス・インクとのジョイントベンチャーとして、準備調査会社SBIプロスパー株式会社(出資比率:当社60%、プロスパー・マーケットプレイス・インク40%)を設立し、個人間融資を日本において事業化する際の法的側面等について、弁護士や関係当局とも相談させていただきながら慎重に検討を重ねてまいりました。
この度当社としては、資金需要者に対して運営者が貸付を行い、その貸付債権を投資家に対して債権譲渡する形態を軸として、国内法規制を遵守した運営が可能であると判断いたしましたので、今後早期のサービス開始に向けた準備を本格的に進めてまいります。

 個人間融資は、先行する米国では本年の融資残高は約5億ドルとなっており、2012年には1000億ドル超にまで拡大する可能性があるとも言われております(※)。日本においてはまだ極めて小さな規模でしか行われておりませんが、進学・資格取得・引越し・旅行などの際に少しでも低金利で資金を調達したい借入希望者と、資金運用先を確保したい・人助けにつながるという実感を持った運用がしたい、といった運用希望者を結びつけていくことは社会的意義のあることと認識しており、インターネットを最大限に活用して金融分野で様々な革新を起こしてきた当社グループが参入する意義があると考えております。具体的なサービス開始日程等につきましては、現時点では未定ですが、決まり次第お知らせいたします。

※2009年7月20日 フジサンケイビジネスアイ

以上