2010年5月28日
モーニングスター株式会社

1. 支配株主等の商号等
(平成22年3月31日現在)
支配株主等属性支配株主等の議決権所有割合支配株主等が発行する株券が上場されている証券取引所等
SBIホールディングス株式会社親会社49.6%東京証券取引所 第一部
大阪証券取引所 第一部
モーニングスター・インク上場企業が他の会社の関連会社である場合における当該他の会社34.2%ナスダック証券取引所(米国)
2. 支配株主等のうち、上場会社に与える影響が最も大きいと認められる会社の商号又は名称及びその理由
上場会社に与える影響が最も大きいと認められる会社の商号又は名称SBIホールディングス株式会社
その理由同社が保有する当社株式の議決権所有割合が49.6%であり、複数の取締役の兼務があるため
3. 支配株主等の企業グループにおける上場企業の位置付けその他の上場企業と支配株主等との関係
(1) SBIホールディングスグループにおける当社の位置付けその他の上場企業と支配株主等との関係
1) SBIホールディングスグループにおける当社グループの位置付け
SBIホールディングス株式会社は平成22年3月末現在で当社の議決権の所有割合の49.6%に相当する株式を所有する財務諸表等規則に定める当社の「親会社」であります。
SBIホールディングスグループ(SBIホールディングス株式会社、その子会社および関連会社)は、「証券」、「銀行」、「損害保険」、「生命保険」、「決済サービス」の金融サービスの5つのコア事業による事業展開を行っております。
当社グループは、これらのコアビジネスのうち、「証券事業」にサポート機能をもつ証券関連サービスの中核企業であります。 また、SBIホールディングスグループは、グループの内外に係らず「中立的な立場」で、「顧客にとって比較優位な商品を選別し提供すること」により、「日本最大の金融商品ディストリビューター」を目指しており、当社は「中立的な立場」で、「顧客にとって有用な金融情報を選別し提供すること」について、その中心となっております。
2) SBIホールディングスグループとの取引関係
当社グループはSBIホールディングスグループの各社に情報サービスやコンサルティングサービスを提供しております。また、SBIホールディングス株式会社から事務所の転賃借を受け、また、役員の兼務及び従業員の出向派遣や受け入れを行う関係にあります。
3) 役員の兼務
当社の非常勤を含む役員12名のうち、SBIホールディングスグループとの兼務者は5名であり、その氏名およびSBIホールディングスグループにおける主な役職は以下のとおりであります(当社の子会社との兼務は除く、平成22年5月28日現在)。
取締役執行役員CEO北尾吉孝は、金融に関する深い知識と実務経験および社外の幅広い人脈を持っており、当社の経営に対する総合的な助言をえることを目的として、当社が招聘したものであります。
監査役伊永 功、監査役中屋建治、監査役平澤尚武は、監査体制強化のために当社が招聘したものであります。
当社における役職氏名SBIホールディングスグループにおける主な役職
取締役執行役員 CEO北尾 吉孝SBIホールディングス株式会社 代表取締役執行役員CEO
代表取締役執行役員 COO朝倉 智也SBIホールディングス株式会社 取締役
監査役伊永 功株式会社SBI証券       常勤監査役
監査役中屋 建治SBIネットシステムズ株式会社 監査役
監査役平澤 尚武SBIベリトランス株式会社   監査役
4) 支配株主等からの独立性の確保の状況
当社グループは、親会社であるSBIホールディングス株式会社とその傘下に擁する金融関連のグループ企業各社と緊密な関係を保つことで、相互のシナジー効果によって競争力の強化を図ることができ、効率的な経営と事業展開を追求していくことができます。
一方、当社グループとSBIホールディングスグループとの関係について、ユーザーが当社グループの提供する情報に関して客観性や中立性が欠如していると判断した場合、双方の関係について不適切な報道等があった場合などは、当社の評価機関としてのイメージが低下することも考えられます。
当社グループの営業基盤は、当社グループが行う各種の比較・評価の客観性と中立性にあると考えております。したがって、ユーザーからの当社グループの信頼性が損なわれないように、SBIホールディングスグループとの協力関係を維持しながら、客観的かつ公正な比較・評価情報が提供できるように、当社グループの独立性を最重要視していく方針です。内部監査・監査役監査においても当社グループの独立性について、客観的及び実質的に問題ないかを監査重点項目としています。
(2) モーニングスター・インクグループにおける上場企業の位置付けその他の上場企業と支配株主等との関係
1) モーニングスター・インクグループにおける当社グループの位置付け
モーニングスター・インクは平成22年3月末現在で当社の議決権の保有割合の34.2%に相当する株式を所有する財務諸表等規則に定める当社の「その他の関係会社」であります。
モーニングスター・インクグループ(モーニングスター・インク、その子会社および関連会社)は、投資信託を中心に、様々な金融商品に関する調査分析情報を提供するグローバルな運用調査機関であり、北米、欧州、アジア・オセアニアの20カ国の拠点でビジネスを展開しております。
当社は、モーニングスター・インクとの間でライセンシング・アグリーメントを締結し、モーニングスター・インクの商標及び評価方法の使用を認められております。米国での知名度及び評価が高いモーニングスター・インクの「モーニングスター」のライセンスを使用できることは、当社にとって大きなメリットがあります。
2) モーニングスター・インクグループとの取引関係
当社はモーニングスター・インクグループとの緊密なリレーションを活用することで、モーニングスター・インクグループの豊富な金融商品情報を国内の投資家、金融機関に提供するとともに、日本の金融商品に関する調査分析情報をグローバルに提供しております。
3) 役員の兼務
当社の非常勤を含む役員12名のうち、モーニングスター・インクグループとの兼務者は3名であり、その氏名およびモーニングスター・インクにおける主な役職は以下のとおりであります。(平成22年5月28日現在)。
当社の非常勤の取締役ドナルド・ジェイムズ・フィリップス二世、タオ・ファンおよびベビン・デズモンドは、モーニングスター・インクとの関係強化のために当社が招聘したものであります。
当社における役職氏名モーニングスター・インクグループに
おける主な役職
取締役ドナルド・ジェイムズ・フィリップス二世モーニングスター・インク マネジング・ディレクター
取締役タオ・ファンモーニングスター・インク COO
取締役ベビン・デズモンドモーニングスター・インク 国際業務部長
4) 支配株主等からの独立性の確保の状況
当社は、SBIホールディングス株式会社の連結子会社であり、モーニングスター・インクが当社の独立性に影響を及ぼすことはないと考えております。
4. 支配株主等との取引に関する事項
1) SBIホールディングスグループとの取引に関する事項
当社は、親会社であるSBIホールディングス株式会社およびそのグループ会社(その子会社および関連会社)に当社の情報サービスやコンサルティングサービスの提供などの営業取引に加えて、役員の兼務及び従業員の出向派遣や受け入れ、業務の委託等の取引があります。
SBIホールディングス株式会社およびそのグループ会社との取引内容・金額は、平成22年4月22日発表の「平成22年3月期 決算短信」の48~51ページ「関連当事者との取引」に記載しておりますので、ご参照ください。
当社グループは、親会社であるSBIホールディングス株式会社とそのグループ会社と取引を行う場合にも、客観的かつ公正な取引を行うことを方針としております。
当社は、会社法に基づく内部統制システムに関する基本方針の一部として、親会社、親会社の子会社、子会社との取引は、他の取引先と同様の基本条件、公正な市場価格によって行い、適正な取引を確保することを取締役会で決議しております。
内部監査・監査役監査においても支配株主等との取引等が、内部統制システムに関する基本方針に従って、取引条件が一般的な取引条件と同様に決定しているかを監査重点項目としております。
上記により、SBIホールディングス株式会社およびそのグループ会社とは、事実上の制約を受けることなく、公正な取引が確保されているものと考えております。
2) モーニングスター・インクグループとの取引に関する事項
当社が関連会社となっているモーニングスター・インクは、投資信託等の評価に関するノウハウやライセンスの供給元であり、相互に米国及び日本の投資信託を中心とする金融商品情報を提供しております。
当社が、会社法に基づく内部統制システムに関する基本方針の一部として取締役会で決議した「親会社、親会社の子会社、子会社との取引は、他の取引先と同様の基本条件、公正な市場価格によって行い、適正な取引を確保する」対象会社の範囲にモーニングスター・インクとそのグループ会社(その子会社および関連会社)は含まれ、モーニングスター・インクとそのグループ会社と取引を行う場合にも、客観的かつ公正な取引を行うことを方針としております。
モーニングスター・インクとそのグループ会社との取引条件は一般的な取引条件と同様に決定しており、公正な取引が確保されているものと考えております。

以上