2012年9月28日
SBIホールディングス株式会社

 当社は、これまで当社の持分法適用関連会社であったSBIジャパンネクスト証券株式会社(本社:東京都千代田区、以下「SBIJPN証券」)の株式の一部を、既存株主より昨日付で譲り受けました。また本日、SBIJPN証券の発行する新株予約権が一部行使されましたが、当社グループによる出資比率が50%を超えることとなったため、SBIJPN証券を当社の連結子会社とすることになりましたのでお知らせいたします。

1. 追加取得の理由
 SBIJPN証券の運営する私設取引システム(PTS)「ジャパンネクストPTS」は、2007年8月の運営開始以降、順調に売買代金を拡大しており、2012年8月度の月間売買代金は9,252億円、月間売買代金の対東証比率(立会外除く)は4.5%といずれも過去最高を更新するなど、現在では国内最大のPTSであり、大阪証券取引所を上回る国内第2位の取引市場にまで成長しております。(出所:トムソン・ロイター、SBIJPN証券)
 またジャパンネクストPTSの株式売買システムであるマッチングエンジンは、本年9月24日より注文受付に要する時間が世界最速水準のパフォーマンスを発揮するものに性能改善されており、さらに本年10月から予定されているPTS取引における5%TOB規制(※)の緩和や、現在18社ある取引参加企業の更なる増加などにより、今後もジャパンネクストPTSにおける売買代金の拡大が見込まれることから、2013年3月期第1四半期において黒字化を達成したSBIJPN証券の業績拡大も期待されております。
 こうした中、事業環境の変化等に迅速に対応できる体制を構築しSBIJPN証券の更なる企業価値向上を図るため、既存株主よりSBIJPN証券の株式を一部譲り受け、同社を連結子会社とすることにいたしました。

(※)5%TOB規制:現行の金融商品取引法では、PTSは取引所外取引とみなされ、株式の5%超を買い付ける場合はTOB(株式公開買い付け)を行う必要がある。

2. SBIJPN証券の概要

(1) 名称 SBIジャパンネクスト証券株式会社
(2) 所在地 東京都千代田区平河町一丁目1番1号
(3) 代表者 代表取締役Co-CEO 畠山優実
代表取締役Co-CEO チャン・ソク・チョン
(4) 事業内容 私設取引システム(PTS)運営業務
(5) 資本金 3,169百万円(2012年9月28日現在)
(6) 設立年月日 2006年11月8日

3. 異動前後の当社グループの株式所有割合の状況
(1) 異動前の所有割合: 47.4(10.4)%
(2) 異動後の所有割合: 53.1(10.0)%(9月28日現在)
     所有割合における( )内は、議決権の間接所有割合で内数

4. 今後の見通し
 この度の株式追加取得により、持分法適用関連会社であったSBIJPN証券が連結子会社となったことに伴う、段階取得に係る差益約28億円を2013年3月期第2四半期において計上する予定です。

以上