欧州でALA関連医薬品事業を手掛ける独バイオ企業の持分取得に関するお知らせ

2012年11月8日
SBIホールディングス株式会社

　当社は、ドイツの製薬企業medac GmbH（本社：Hamburg, Germany、「メダック社」）の子会社で欧州において5-アミノレブリン酸塩酸塩（ALA）を利用した医薬品開発事業を手掛けるphotonamic GmbH & Co. KG（本社：Wedel, Germany、以下「フォトナミック社」）の出資持分の20％を、当社の欧州拠点を通じて取得することで合意し、関連契約を締結しましたのでお知らせいたします。

　フォトナミック社は、当社のALA関連事業の事業パートナーであり、ALAを利用した脳腫瘍の術中診断薬の欧州における製造・販売を行っているメダック社の傘下で、ALAを利用した医薬品の研究開発等を手掛けております。脳腫瘍の術中診断薬は2007年に欧州医薬品庁（EMEA）の承認を受け、現在ドイツ、イギリス等欧州の20以上の国々で発売しております。このたびの持分取得に伴う合弁会社化により、今後、フォトナミック社は、当社グループ傘下でALA関連事業を手掛ける製薬企業SBIファーマ株式会社と連携して、術中診断薬の欧州における適応拡大に向けた医薬品開発等を共同で進めてまいります。

　当社は、バイオ関連事業を当社グループにおける最大の成長分野と位置づけ、ALA関連事業に関して、国内外での展開を加速させております。今回のフォトナミック社への出資を通じて、欧州でのALA関連事業を一層加速させ、引き続きグローバルな事業体制の構築を図ってまいります。なお、フォトナミック社への出資比率は、今後段階的に引き上げることも検討しております。

以上