2013年12月19日
SBIバイオテック株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)の子会社で、癌、自己免疫、アレルギー等の疾患に対する創薬研究開発等を手掛けるSBIバイオテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:新井 賢一、以下「SBIバイオテック」)は、子会社のQuark Pharmaceuticals, Inc.(本社:米国カリフォルニア、Chairman & CEO:Daniel Zurr、以下「クォーク社」)がインドの大手製薬企業であるBiocon Ltd(本社:インド・バンガロール、Chairman & Managing Director:Kiran Mazumdar-Shaw、以下「Biocon社」)とライセンス導出および技術提携契約を締結しましたのでお知らせいたします。

 このたびのライセンス導出および技術提携契約により、クォーク社が開発した独自のsiRNA医薬品候補「QPI-1007」の研究・開発を、今後バイオコン社と共同で実施してまいります。「QPI-1007」は非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)と急性閉塞隅角緑内障の分野で研究・開発が進んでおり、既にフェーズⅠ・Ⅱaが終了し、安全性等が確認されています。
 インドでは緑内障の患者が1200万人、その比率はインドで失明になる人の12.8%に及ぶと推定されており、2020年までに患者数は1600万人にのぼるとも言われています。Biocon社の代表Kiran Mazumdar-Shaw(キラン マズムダル - ショウ)氏は「クォーク社をパートナーとし、インドの患者のために新たなsiRNA治療法を導入できることは大変喜ばしいことです。クォーク社はこの分野の研究開発技術で世界をリードしており、共同で進めていくQPI-1007の研究開発が深刻な眼疾患で苦しむ多くの患者を救うことになるでしょう。今回の提携によって、アンメットメディカルニーズを満たすための革新的な治療法をインドに展開できるものと信じています。また、今回クォーク社より導入する技術を他の新しい治療法にも展開していきたいと考えています」と述べています。
 なお、クォーク社もBiocon社と共同でプレスリリース(英文、以下URL)を実施しております。
http://www.quarkpharma.com/QBI-EN/2013/Quark-Biocon/

【Biocon社について】
1978年に設立されたインド大手の製薬企業であり、アジアをリードするバイオテクノロジー企業である。Bioconの創設者であるKiran Mazumdar-Shaw氏はTIME紙の「世界で最も影響力のある100人」、Forbes紙の「世界で最も影響力のある女性100人」等に選ばれるなど、インドのバイオテクノロジー業界を牽引している。

以上