2015年1月26日
SBIホールディングス株式会社
SBIインベストメント株式会社

SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)の子会社で、ベンチャーキャピタルファンドの運用・管理を行うSBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:中川 隆、以下「SBIインベストメント」)は、同社の運営するファンドを通じて、Rapyuta Robotics株式会社(以下「ラピュータ社」)への出資を行いましたのでお知らせいたします。
なお今回の出資は、ラピュータ社の実施した総額351百万円の第三者割当増資を、CYBERDYNE株式会社(本社:茨城県つくば市、代表取締役社長:山海 嘉之)、株式会社フジ・メディア・ホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役社長:太田 英昭)傘下の株式会社フジクリエイティブコーポレーション(東京都江東区、代表取締役社長:堀口 壽一)、および株式会社ブイキューブ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:間下 直晃)とともに引き受けたものです。

これまで製造分野を中心に進んできたロボットの活用は、近年では物流や警備、介護・福祉など様々な分野に広がりを見せております。また、アベノミクスによって上昇局面にある日本経済を持続的な経済成長軌道に乗せるため2014年6月に閣議決定された『「日本再興戦略」改訂2014』では、「改革に向けての10の挑戦」の1つとして「科学技術イノベーションの推進とロボット革命」を掲げ、ロボットの市場規模拡大に向けた目標を設定するなど、日本政府もロボット市場の拡大を後押ししております。

ロボット市場の拡大を実現するうえで重要な要素として、ロボット本体の低価格化・軽量化が求められておりますが、それを実現する技術の一つとして、クラウド・ロボティックス技術が注目されております。これはクラウドが持つ膨大な演算処理能力とそこに蓄積された知識をベースにロボットを制御して各種サービスを実現する仕組みです。
このたびSBIインベストメント等が出資したラピュータ社は、世界最先端のロボット技術研究を誇る、スイス連邦工科大学チューリヒ校(以下、「チューリヒ工科大学」)のRaffaello D’Andrea研究室の主要メンバーが立ち上げ、このクラウド・ロボティクス技術において高い技術力とノウハウを有するロボット開発ベンチャーです。また同社はチューリヒ工科大学の公式ベンチャー(※) として認定を受けております。

SBIインベストメントでは、IT、モバイル・ワイヤレス、バイオ・ライフサイエンスや環境・エネルギー関連分野などの成長分野のベンチャー企業に重点を置いて投資を行っております。また、CYBERDYNE株式会社などのロボット開発ベンチャーに投資してきた実績も有しており、成長産業として期待されるロボット分野につきましても、今後投資を拡大していきたいと考えております。

(※)ラピュータ社の技術開発機能を担う完全子会社のRapyuta Research AGは、チューリヒ工科大学の認定を2014年11月に受けております。

【Rapyuta Robotics株式会社の概要】
事業内容 ロボット制御およびマルチロボットシステムの開発事業
クラウド・ロボティクス事業
設立年月 2014年7月
本社 東京都新宿区四谷1-15 アーバンビルディングSAKAS.8 B棟-3F
共同代表者 代表取締役 CEO Gajamohan Mohanarajah
代表取締役 COO Arudchelvan Krishnamoorthy
URL http://www.rapyuta-robotics.com

以上