2015年12月29日
SBIホールディングス株式会社

このたび、当社は、世界最大級の債券アクティブ運用残高を誇るPacific Investment Management Company, LLC(本社:米国カリフォルニア州、以下「ピムコ社」)との間で、ピムコ社から10%の資本参加を受ける形で新設する資産運用会社「SBIボンド・インベストメント・マネジメント株式会社」(以下、「SBIBIM」)を通じて、アクティブ運用の債券ファンドを中心とした商品を開発・提供していく方向で基本合意しましたのでお知らせいたします。

ピムコ社は1971年に米国で設立され、日本を含む世界12か国に拠点を展開する世界最大級のグローバル資産運用会社です。また、債券のアクティブ運用に強みを持ち、運用残高は2015年9月末現在で約1.47兆米ドル(約176兆円)にのぼります。今後SBIBIMはピムコ社と連携してシンプルかつ低コストのアクティブ型債券ファンド等を開発し、SBIグループの金融機関各社の様々な運用ニーズへの選択肢を提供するほか、SBI証券や住信SBIネット銀行などSBIグループの顧客へ長期の資産形成に有利な運用商品として広く販売する予定です。

日本における公募追加型投資信託の規模は55兆円※を超え、そのうちアクティブ型海外債券ファンドは最大シェアを占める運用ニーズの高い商品ですが、ハイリスク・ハイリターン商品が主流のため平均信託報酬は1.5%※と高く、よりリスクを抑えた商品を求める潜在的な投資家にとって選択肢が限られている状況です。SBIBIMは、当社グループの持つインターネット金融の革新性とピムコ社の持つアクティブ運用に対する高度な運用力を融合することで、SBIグループの顧客の、リスクを抑えた商品へのニーズに応え、投資家の長期の資産形成をより低コストで実現できる魅力的な運用商品を提供します。これによって、これまで投資信託に投資をしてこなかった顧客への開拓を通じて投資家層を拡大しつつ、運用規模の拡大を目指してまいります。

なお、SBIBIMは監督官庁への投資運用業、投資助言・代理業への登録完了を前提として、2016年度早々の営業開始を計画しております。

※ 2015年10月末時点、モーニングスター調べ

以上