2016年1月22日
SBI AXES株式会社

SBI AXES株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:三文字正孝、韓国KOSDAQ市場上場、以下「当社」)は、2016年1月21日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条第1項及び韓国の商法施行令第9条の規定、並びに当社定款の規定に基づき、自己株式の取得及びその具体的な取得方法として、自己株式の公開買付け(以下「本公開買付け」)を行うことを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1. 買付け等の目的
当社は、株主の皆様への継続的かつ安定的な利益還元を経営の基本と位置付けており、この基本方針を維持しつつ、業績や経営環境等を総合的に勘案した上で、剰余金の配当等を実施しております。また、当社は、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって自己の株式を取得することができる旨を定款に定めております。これは、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することを目的とするものであります。
このような状況の下、当社の筆頭株主であるSBIブロードバンドファンド1号投資事業有限責任組合(以下「売却意向表明株主」、本日現在の保有株式数5,608,400株、発行済株式総数21,365,400株に対する割合26.25%)より、その保有する株式の一部を売却する意向がある旨の連絡を受けました。
これを受け、当社は、一時的にまとまった数量の株式が市場に放出されることによる当社普通株式(KDR)(※)の流動性及び市場価格に与える影響、並びに当社の財務状況などを総合的に鑑み、当社が当該株式を自己株式として取得することについての具体的な検討を開始いたしました。
その結果、当社が当該株式を自己株式として取得することは、当社の1株当たり当期純利益(EPS)の向上や自己資本当期純利益率(ROE)などの資本効率の向上に寄与し、経営体質の強化に繋がること、また、かかる自己株式の取得を行った場合においても、当社の財務状態や配当方針に大きな影響を与えないこと等を総合的に勘案し、かかる自己株式の取得が上記に掲げる利益配分に関する基本方針に合致すると判断いたしました。
また、自己株式の具体的な取得方法については、株主間の平等性及び取引の透明性の観点から十分に検討を重ねた結果、公開買付けの手法が適切であると判断いたしました。
本公開買付けにおける買付け等の価格(以下「本公開買付価格」)の決定に際しては、当社株式が韓国KOSDAQ市場に上場されていることから、基準の明確性及び客観性を重視し、基礎となる当社株式の適正な価格として市場価格を重視すべきであると考え、本公開買付けの実施を決議した取締役会の開催日当日(2016年1月21日)の韓国KOSDAQ市場における当社株式の終値とすることを、同取締役会において決議いたしました。
以上の検討及び判断を経て、当社は、2016年1月21日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条第1項及び韓国の商法施行令第9条の規定、並びに当社定款の規定に基づき、自己株式の取得を行うこと及びその具体的な取得方法として本公開買付けを実施することを決議いたしました。
本公開買付けにおける買付予定数については、当社の財務の健全性及び安定性を考慮したうえで、売却意向表明株主以外の株主の皆様にも応募の機会を提供するという観点から、1,462,771株(発行済株式総数に対する割合6.8%)を上限としております。
本公開買付けにより取得した自己株式の処分等の方針については、現時点では未定です。
2. 自己株式の取得に関する取締役会決議内容
(1) 決議内容
取得する株式の種類 総数 取得価額の総額
普通株式(KDR)(※) 1,462,771株 4,973,421,400韓国ウォン
(注1) 発行済株式総数 21,365,400株
(注2) 発行済株式総数に対する割合 6.8%
(注3) 取得する期間 2016年1月22日から2016年2月18日まで
(注4) 取得する株式の総数並びに価格の総額は、取締役会において決議された株式の総数の上限であります。
(2) 当該決議に基づいて既に取得した自己の株式に係る上場株券等
該当事項はありません。
3. 買付け等の概要
(1) 日程等
[1] 取締役会決議 2016年1月21日
[2] 公開買付開始公告日 2016年1月22日
電子公告を行います。
電子公告アドレス
http://www.axes-group.co.jp/pdf/kdrshutoku.pdf
[3] 公開買付届出書提出日 2016年1月22日
[4] 買付け等の期間 2016年1月22日から
2016年2月12日まで(22日間)
(2) 買付け等の価格
普通株式(KDR)(※)1株につき、3,400韓国ウォン
(3) 買付け等の価格の算定根拠
当社は、本公開買付価格の決定に際しては、当社株式が韓国KOSDAQ市場に上場されていることから、基準の明確性及び客観性を重視し、基礎となる当社株式の適正な価格として市場価格を重視すべきであると考え、本公開買付けの実施を決議した取締役会の開催日当日(2016年1月21日)の韓国KOSDAQ市場における当社株式の終値とすることを、同取締役会において決議いたしました。
(4) 買付予定の株券等の数
株券等の種類 買付予定数 超過予定数
普通株式(KDR)(※) 1,462,771株 -株 1,462,771株
(注)本公開買付けに応じて売付け等をした株券等(以下、「応募株券等」)の数の合計が買付予定数(1,462,771株)を超えない場合は、応募株券等の全部の買付けを行います。応募株券等の総数が買付予定数(1,462,771株)を超える場合は、その超える部分の全部又は一部の買付けは行わないものとし、金融商品取引法(昭和23年法律第25号。その後の改正を含みます。以下「法」といいます。)第27条の22の2第2項において準用する法第27条の13第5項及び発行者による上場株券等の公開買付けの開示に関する内閣府令(平成6年大蔵省令第95号。その後の改正を含みます。)第21条に規定するあん分比例の方式により、株券等の買付け等に係る受渡しその他の決済を行います
(5) 買付け等に要する資金
5,200,000,000韓国ウォン
(注)買付予定数(1,462,771株)を全て買付けた場合の買付代金(4,973,421,400韓国ウォン)、買付手数料、及びその他本公開買付けに関する公告及び公開買付説明書その他の必要書類の印刷費用などの諸費用についての見積額を合計したものです。
(6) 決済の方法
詳細は韓国金融監督院が提供するDART電子公示システム(http://dart.fss.or.kr/)よりご確認ください。
(ご参考)2016年1月22日時点の自己株式の保有状況
発行済株式総数(自己株式を除く) 21,209,053株
自己株式数 156,347株
(※)KDRとは、「Korea Depositary Receipt」の略で、預託機関が預託された当社の原株式を裏付けとして韓国で発行する証券をいいます。

以上