2016年7月21日
SBIホールディングス株式会社
SBIインベストメント株式会社

SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)の100%子会社で、ベンチャーキャピタルファンドの運用・管理を行うSBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:川島 克哉、以下「SBIインベストメント」)は、同社が運営する「FinTechファンド」を中心とする複数のファンドを通じて、東南アジアおよび日本でクレジットカード等の決済サービス事業を行うOmise Holdings Pte., Ltd.(本社:シンガポール、代表者:長谷川 潤、以下「Omise」)に出資を行うこととなりましたのでお知らせいたします。

Omiseは、事業者がより簡単に決済機能を使用できるよう、“Online Payment for Everyone”というミッションのもとに2013年6月にタイで設立された決済サービス企業です。現在はタイで主に事業展開しておりますが、日本においては2016年6月にサービス提供を開始し、さらに2016年中にシンガポール、インドネシア、マレーシアでのサービス提供を予定しています。今回の調達資金はOmiseの提供する決済サービス「Omise Payment」の東南アジアおよび日本での展開や、新プロダクトの開発、人材の獲得などに充当されます。また、同社はこれまでインドネシアの大手財閥であるシナルマス・グループのベンチャーキャピタル部門であるSMDV、およびタイの大手通信会社TrueのEC部門のスピンオフ企業であり同国大手財閥チャロン・ポカパン(CPグループ)傘下企業のAscend Groupからの出資を受けており、今回のシリーズB調達ラウンドおける追加投資も含め、両グループとの協力関係を事業展開の推進力のひとつとし、今後東南アジア地域での事業を拡大していく予定です。

SBIインベストメントは2015年12月22日付のリリースの通り、FinTech領域への投資を目的に「FinTechファンド」(名称:FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合)を設立しました。同ファンドを通じてFinTech事業領域の国内外の有望なベンチャー企業への投資を行うと同時に、出資者と投資先企業によるオープンイノベーションの支援を通じて、出資者によるFinTechの導入・活用の推進ならびに投資先企業のバリューアップを実施しております。
SBIグループでは、これまでもIT、モバイル・ワイヤレスを中心として、バイオ・ライフサイエンスや環境・エネルギー関連分野などの成長分野のベンチャー企業に重点を置いて投資を行っておりました。今後は成長産業として期待されるFinTech分野についても、FinTech企業の先駆けとしてSBIグループが培ってきたオンライン金融事業を中心とする知見を活かしながら、投資を一層拡大するとともに、当社グループの金融サービス事業にも最先端のFinTech領域を次々と取り入れていきたいと考えております。

【Omiseの概要】
会社名 Omise Holdings Pte., Ltd.
事業内容 グループの子会社を通じた決済サービスの提供
創業 2013年6月
本社 8 Cross Street #18-06 PwC Building Singapore
代表者 長谷川 潤
URL https://www.omise.co
関連会社 Omise Co., ltd. (タイ)
Omise Japan株式会社(日本)
PT Omise payment IDN(インドネシア)

以上