2016年9月5日
SBIホールディングス株式会社

当社グループは、アジア地域での金融生態系の構築の一環として、香港を拠点とするCarret Private Investment Limited(以下「Carret社」)及びCarpal Investment Group Limited(以下「CIG社」)と共同で、アジア地域の投資情報を集約した投資情報サービスを提供する合弁会社を設立することについて最終合意しましたのでお知らせいたします。なお、当該合弁会社に対しては、当社子会社であるSBI Hong Kong Holdings Co., Limitedとモーニングスター株式会社から合計50%を出資する予定です。

Carret社はアメリカを本拠とし総額30億ドル(約3090億円※)の資産運用を行うQuadrant Management, Inc.のアジア拠点として、長期運用に主眼をおいたバリュー投資を行う資産運用会社です。また、CIG社はアジア市場において投資家のニーズに合った分析・運用ツールの開発と提供を行う金融サービス企業です。今回設立することで合意した合弁会社では、上記のCarret社の持つ豊富な運用ノウハウとCIG社が持つ分析技術や運用ツールを活用し、投資家向けレポートなどの投資情報の閲覧のほか、ポートフォリオ分析などの各種分析を行うことができるプラットフォームを構築し、国内外の投資家の皆様の投資判断をサポートする投資情報サービスを提供する予定です。

当社グループは、これまでも米ピムコ社との合弁で、債券に特化した資産運用会社「SBIボンド・インベストメント・マネジメント株式会社」を設立するなど、資産運用サービスにおける運用力の強化と運用商品の多様化を進めております。今後も、国内外の資産運用会社との提携等を含め、グループの運用力強化を図るとともに、グループのネットワークを活用したグローバル・アセット・アロケーションを推進し、個人から機関投資家までのあらゆる投資家の長期の資産形成の一助となるべく、魅力的な運用商品やサービスの開発と拡充に努めてまいります。

※1ドル=103円にて換算

以上