2017年4月27日
SBI Ripple Asia株式会社

SBI Ripple Asia株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:沖田 貴史、以下「SBI Ripple Asia」)は、SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)とブロックチェーン・分散台帳技術(DLT:Distributed Ledger Technology)などの新技術を活用した次世代決済基盤を開発、提供しているRipple(リップル)(本社:米国サンフランシスコ、CEO:ブラッド・ガーリングハウス、以下「Ripple」)が日本を含むアジア地域を事業対象として共同設立した法人ですが、このたびパートナーであるRippleが、同社のグローバルネットワークに新たに10の金融機関が参加したことを発表しましたのでお知らせいたします。

以下は、Rippleの英文リリースの原文を翻訳したものです。

Ripple発表のプレスリリース:
https://ripple.com/ripple_press/ten-financial-institutions-join-ripples-global-payments-network/

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Rippleより、同社グローバル送金ネットワークへ
新たに10の金融機関が参加

~銀行、クレジット・ユニオン、決済サービス事業者が、国際送金における スピード、スケーラビリティ、コストを解決するためにRippleソリューションを採用~

2017年4月26日(サンフランシスコ) - 商用展開実績のある唯一のブロックチェーン送金サービスを提供するRippleは、本日新たに10の金融機関が、同社の拡大するグローバルネットワークに参加したことを発表致します。これらの金融機関には、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)、スカンジナビスカ・エンスキルダ銀行(SEB)、Akbank、アクシス銀行、イエス銀行、SBIレミット、Cambridge Global Payments、Star One Credit Union及びEZ Forexといったいくつかの世界最大級の銀行をはじめ、革新的な小規模の銀行や決済サービス事業者が含まれます。これらのお客様はスピード、スケーラビリティ、コストといったこれまでの古い国際送金の方法における問題点を解決するため、ブロックチェーンソリューションであるRippleに着目しました。

「世界最大級の金融機関がRippleのテクノロジーを最初に導入することにより、カスタマーベースのネットワーク効果が加速しています。Rippleは実務の世界で実績のある唯一の決済用ブロックチェーンソリューションとして知られています。そして、時代を先取りしたいあらゆる形態、大きさの金融機関の需要をかきたてています。」と米国RippleのCEOであるブラッド・ガーリングハウスは言っています。

今回加入したグループを見ればRippleが以下のような幅広い金融機関での国際送金における時間とコストを劇的に減らすということが理解できるはずです。

・ ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)はグローバル銀行上位50行のうちのひとつであり、リアルタイムでのヨーロッパメキシコ間の送金を可能とするためにRippleを使用しています。
・ デジタルバンキングのパイオニアであり、トルコ最大級の民間銀行であるAkbankはトルコで初めてブロックチェーンを導入し、同様にコルレス銀行なしで国際送金を行おうとする他の銀行のモデルケースとなっています。
・ Star OneはEZForexを通したRippleでの送金を世界で初めて導入するクレジット・ユニオンとなり、どのようにして小さな金融機関が、より安いコストで、より多くのお客様にリーチできるかを示す好例です。
・ Cambridge Global PaymentsとEarthportはRippleと共同して、リアルタイムでの国際送金におけるリーチの拡大、コストの削減と共に、顧客体験を改善しようとしています。

本日の報告は、先週発表された「2017年第1四半期XRPマーケットリポート」にて強調された2017年第1四半期に購入されたXRPの総量が670万ドルとなったという仮想通貨XRPの素晴らしい成長に続くものであります。このXRPの取引量の増大は、国際送金における流動性コストの低下に興味のある銀行や決済サービス事業者にとってのソリューションとしての役割を強化します。

Rippleのブロックチェーンネットワークを活用する幾つかの金融機関がコメントしています。

三菱東京UFJ銀行(三菱UFJフィナンシャル・グループ) デジタルイノベーション推進部長 相原寛史氏
「我々はRippleとともに、ブロックチェーン技術の力を使って顧客体験を変える新しいタイプの決済サービスを提供できることを非常に嬉しく思います。そしてこの技術に対してのコミットメントを示すために、日本の『内外為替一元化コンソーシアム』にも参加し、他の日本の銀行と協力して商用利用を進めていきたいと考えています。『内外為替一元化コンソーシアム』における経験をGlobal Payments Steering Groupにもたらすことができると信じています。」

Akbank Direct Banking部門担当上級副社長 トルガ・ウルタス氏
「ブロックチェーン技術を利用した国際送金をトルコで初めて行う銀行となるという重要な一歩を踏み出せることに感激しています。この新たな技術のフェーズにより、お客様の取引の透明性と速度が改善されるとともにコストが削減され、より質の高いサービスを提供できることになるでしょう。」

イエス銀行 グローバルインドバンキング部門ヘッド Amresh Acharya氏
「インドは世界で最も個人送金を受け取っている国であり、テクノロジーにフォーカスした、インドを代表する銀行として、Rippleとパートナーシップを結び、ブロックチェーンによってより効率的なリアルタイムの国際送金を実現させることができ、嬉しく思います。このパートナーシップはイエス銀行の、お客様により良い経験を提供するために最先端の技術革新を活用する信念の延長線上にあります。」

アクシス銀行 副マネージングディレクター V Srinivasan氏
「我々はお客様によってバンキングをよりシンプルで便利なものとするために、技術革新にコミットしています。送金は私たちにとって戦略上重要なエリアであり続けています。我々アクシス銀行はリアルタイムで手ごろな送金を可能とするブロックチェーン技術を活用すること、そしてその可能性に非常に興奮しています。我々はRippleとの協業を開始し、ネットワークを結ぶ他の銀行とも活発な議論をすすめ、小口送金、企業送金といった様々なユースケースにおける協力と検証をしていきます。」

SEB銀行 トランザクション部門長 Paula da Silva氏
「我々はRippleを使ったリアルタイムのクロスボーダー決済を実施しています。これは我々にとって、送金分野におけるブロックチェーンや分散台帳技術の利点を利用する最初のステップであり、我々はRippleとのパートナーシップに感謝しています。」

Rippleのソリューション及び関連する金融機関向け活用事例については、Ripple.com(http://ripple.com/)をご参照ください。

Rippleについて:
Rippleは、究極的には価値を情報のように交換をできる「Internet of Value (IoV)」を実現するグローバル金融決済ソリューションを提供しています。Rippleのソリューションは、銀行が直接取引することで、リアルタイムの確実性をもって、トータルコストを引き下げることを可能にします。また、デジタルアセットであるXRPを活用することで、さらなる流動性コストの低減を図る選択肢も提供しています。
Rippleと提携する世界中の銀行は、国際送金を改善し、成長するRippleのグローバルネットワークにおける金融機関やマーケットメイカーとして参加することができます。

Rippleは、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドン、シドニーとルクセンブルクに拠点を構えるスタートアップ企業です。
Internet of Value(IoV)の提唱者として、Rippleは Federal Reserve’s Faster Payments Task Force Steering Committee(https://fedpaymentsimprovement.org/faster-payments/task-force/)の一員であり、W3C’s Web Payments Working Group.(https://www.w3.org/Payments/WG/)の共同議長も務めています。

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以上