2017年6月8日
SBIホールディングス株式会社

このたび、当社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)のカンボジアにおける証券事業子会社であるSBI Royal Securities Plc.(本社:カンボジア王国プノンペン市、Chairman:宗 英一郎、以下「SBI ロイヤル証券」)が主幹事を務める、同国唯一の大水深港であるシアヌークビル港を運営するSihanoukville Autonomous Port(以下「シアヌークビル港湾公社」)のカンボジア証券取引所への上場が承認され、本日2017年6月8日に上場しましたのでお知らせいたします。

シアヌークビル港は日本政府及び国際協力機構(JICA)が長年その発展に協力してきた港で、同国の国際港としてマーケットシェア73.0%を誇っています。シアヌークビル港湾公社はこのたびの上場により27百万米ドルを調達し、港の機能強化や国内の生産拠点と港をつなぐ道路・鉄道の陸運インフラの整備などを進める予定です。なおこのたび戦略投資家としてJICAが新規発行株の54.0%を取得し、カンボジア経済財政省(出資比率:75.0%)に次ぐ第2位株主(出資比率:13.5%)となります。

シアヌークビル港湾公社の上場主幹事を務めるSBIロイヤル証券は、カンボジア政府から証券事業フルライセンスの認可を取得した同国における日系唯一の総合証券会社です。SBIロイヤル証券が主幹事を務める企業が上場するのは、2016年5月に上場したプノンペン経済特区社に続き2社目となります。カンボジアにおける上場会社数はシアヌークビル港湾公社で5社目であり、同国の資本市場は未だ発展途上にあります。SBIロイヤル証券は、今後も主幹事業務をはじめとする新規株式公開に関する業務を推進するとともに、引受株式の販売に際しては当社グループの海外ネットワークを活用し、海外投資家との橋渡し役を担うことで、同国の経済・金融の発展に貢献してまいります。

以上