2017年9月1日
三井金属鉱業株式会社
SBIホールディングス株式会社
SBIインベストメント株式会社

 三井金属鉱業株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:西田 計治、以下「三井金属」)とSBIホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)の100%子会社であるSBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:川島 克哉、以下「SBIインベストメント」)は、三井金属の既存事業分野と事業シナジーが見込まれる国内外の有望なベンチャー企業を主な投資対象とするプライベートファンド「Mitsui Kinzoku-SBI Material Innovation Fund」を共同で設立いたしましたのでお知らせいたします。

 三井金属は、機能材料、金属、自動車部品の3事業を核とした総合材料メーカーです。この総合力を活かし、マテリアルと関連技術を必要とするさまざまなシーンに最適なソリューションを提供しています。中期経営計画「16中計」では成長商品・成長事業の創出を図ることを掲げ、将来への布石作りとして新事業の創出に取り組んでまいりました。  このたび、SBIインベストメントの豊富な投資経験とインキュベーション機能を活用し、事業シナジーが見込まれるベンチャー企業への投資を通じて成長商品・成長事業の創出を一層進めるため、プライベートファンドを共同で立ち上げることにいたしました。

 SBIインベストメントはSBIグループのアセットマネジメント事業における中核的企業であり、「新産業クリエーター」として、IT、バイオ・ヘルスケア、環境エネルギー分野等の次世代の成長分野のベンチャー企業に累計3,983億円(2017年6月末)の投資を行っています。これまでに培ったベンチャー企業育成の知見を活かし、事業会社とベンチャー企業の連携を通じたイノベーション創出を支援するとともに、21世紀の中核的産業の創造及び育成を推進しております。

 昨今は事業会社がプライベートファンドを立ち上げ、事業シナジーが期待できるベンチャー企業への投資(コーポレートベンチャーキャピタル:CVC)を通じて、新事業の育成を図る動きが活発化しており、ベンチャーキャピタルに求められる役割も多様化してきております。「Mitsui Kinzoku-SBI Material Innovation Fund」では国内外の優れたマテリアル関連ベンチャー企業を投資対象としており、三井金属とベンチャー企業が保有する技術を組み合わせることで、マテリアルの知恵を活かした快適さと利便に満ちた社会の実現に貢献してまいります。

【ご参考:新ファンドの概要】
ファンド名 Mitsui Kinzoku-SBI Material Innovation Fund
設立日 2017年9月1日
運用期間 5年
運営会社 SBIインベストメント株式会社
投資対象 三井金属の既存事業分野と事業シナジー効果が見込まれる材料技術及び材料の製造と加工に関わる技術を保有する国内外の主にベンチャー企業
ファンド規模 50億円

以上