2018年1月24日
ハウス食品グループ本社株式会社
SBIホールディングス株式会社
SBIインベストメント株式会社

 ハウス食品グループ本社株式会社(本社:大阪府東大阪市、代表取締役社長:浦上 博史、以下「ハウス食品グループ」)は、SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)の100%子会社であるSBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:川島 克哉、以下「SBIインベストメント」)と共同で、ハウス食品グループの既存事業分野および新規分野において事業シナジーが見込まれる国内外の有望なベンチャー企業を投資対象とするプライベートファンド「ハウス食品グループイノベーションファンド」を設立いたしましたのでお知らせいたします。
 また第1号案件として、プラネット・テーブル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:菊池紳、以下「プラネット・テーブル」)へ出資しましたので、お知らせいたします。

 ハウス食品グループは国内における香辛・調味加工食品並びに健康食品の製造・販売、海外における食品の製造・販売、レストラン経営、及びこれらに付随する食品関連事業を展開しております。また、今期を最終年度とする第五次中期経営計画において、“「食で健康」クオリティ企業への変革”をテーマに掲げ、国内既存事業の収益力強化と新規事業の創出、海外事業の成長加速に取り組んでおります。
 今後、クオリティ企業を実現し、「食で健康」領域において新たな価値基盤を創出していくためには、オープンイノベーションを加速させ、グループ内外の資源を掛け合わせることで新しい食事業をデザインしていくことが必要不可欠と考えております。こうした体制を強化するため、SBIインベストメントの豊富な投資経験とインキュベーション機能を活用し、事業シナジーが見込まれるベンチャー企業などへの投資を通じて新たな価値基盤の創出を一層進めるため、「ハウス食品グループイノベーションファンド」を立ち上げることにいたしました。
 「ハウス食品グループイノベーションファンド」では、ハウス食品グループにとっての戦略的重要性に加え、ハウス食品グループが持つ経営資源の活用により、ともに成長する事業シナジーが期待できる企業に対して、出資を通じた育成を図ってまいります。同時にこれらの取組を通して、食を通じた社会課題の解決およびハウス食品グループの将来を担う人材育成に繋げてまいります。

 SBIインベストメントはSBIグループのアセットマネジメント事業における中核的企業であり、「新産業クリエーター」として、IT、バイオ・ヘルスケア、環境エネルギー分野等の次世代の成長分野のベンチャー企業に累計3,983億円(2017年6月末)の投資を行っています。これまでに培ったベンチャー企業育成の知見を活かし、事業会社とベンチャー企業の連携を通じたイノベーション創出を支援するとともに、21世紀の中核的産業の創造及び育成を推進しております。

 昨今は事業会社がプライベートファンドを立ち上げ、事業シナジーが期待できるベンチャー企業への投資(コーポレートベンチャーキャピタル:CVC)を通じて、新事業の育成を図る動きが活発化しており、ベンチャーキャピタルに求められる役割も多様化してきております。「ハウス食品グループイノベーションファンド」では国内外の優れたベンチャー企業を投資対象としており、ハウス食品グループとベンチャー企業が保有する技術・ビジネスモデル等を組み合わせることで、「食で健康」領域において新たな価値基盤を創出し、人と笑顔をつなぐ、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

【新ファンドの概要】
ファンド名 ハウス食品グループ-SBIイノベーション投資事業有限責任組合
(略称:ハウス食品グループイノベーションファンド)
設立日 2017年10月1日
運用期間 5年
規模 50億円
運営会社 SBIインベストメント株式会社
投資対象 ハウス食品グループにとっての戦略領域「食で健康」にかない、ハウス食品グループが保有する経営資源を活用することで事業シナジーが見込まれる国内外の主にベンチャー企業
【第1号案件について】
第1号案件の概要
名称 プラネット・テーブル株式会社
所在地 東京都渋谷区渋谷1-20-18 ミタケタワー
代表取締役 菊池 紳
設立年月日 2014年5月30日
資本金 266百万円
事業内容 生産者の立場で流通改革を目指し、先端テクノロジーを活用した
生産流通支援プラットフォームの運営

 プラネット・テーブルは、「必要な食べ物が持続的に作られ、無駄なく届き、全ての人が食べる喜びにあふれる社会」の実現に向けて、農畜水産物の生産・流通支援プラットフォームの構築に取り組んでおり、先端テクノロジーの活用による「価格」「鮮度」「ロス低減」等が支持され、数多くの生産者、個人経営飲食店のユーザーを獲得しています。
 プラネット・テーブルは、ハウス食品グループが保有する川上から川下までの多様なバリューチェーンや研究開発機能、人材育成ノウハウなどを活用することで、またハウス食品グループは、BtoB事業や新規事業のタマネギビジネス(涙の出る成分(=辛み成分)の発生を抑え、生で食せるタマネギ“スマイルボール”の販路)等において、プラネット・テーブルが持つプラットフォームの活用等により、ともに成長する事業シナジーが期待出来ることから、今般、第1号案件として出資を決定いたしました。

以上