2018年2月5日
SBIホールディングス株式会社
SBIインベストメント株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝、以下「当社」)と、当社の100%子会社でベンチャーキャピタルファンドの運用・管理を行うSBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:川島 克哉、以下「SBIインベストメント」)は、中国最大級の民間金融機関である中国平安保险(集团)股份有限公司(英名:Ping An Insurance (Group) Company of China, Ltd.、以下「平安保険」)の子会社、上海壹账通金融科技有限公司(英名:OneConnect Financial Technology Co., LTD.、本拠地:中国上海市、以下「OneConnect社」)および平安医疗健康管理股份有限公司(英名:Ping An Medical and Healthcare Management Co., Ltd.、本拠地:中国上海市、以下「Ping An Healthcare Management社」)の2社へ出資を行いましたのでお知らせいたします。

 昨今の中国国内のFinTech市場は急激に成長する中、昨年には数々の中国発のFinTechベンチャー企業が香港市場や米国市場に上場しており、世界中の注目を集めています。
 今回の出資先となるOneConnect社は、2,300社以上の金融機関(420行の銀行を含む)にフロントからバックオフィス業務までをカバーするFinTechソリューションを提供しております。また、そのプラットフォーム上ではこれまでに12兆元(約200兆円)以上の取引が行われており、提携金融機関数だけでなく取引量、そして顧客数を急速に増加させ成長するFinTechベンチャー企業です。
 Ping An Healthcare Management社は、中国の70%の都市の8億人をカバーする総合的なヘルスケアサービスを提供しているほか、法人向けにも、コスト管理をはじめ、アクチュアリー、健康保険口座、医療資源や健康状態の管理など、テクノロジーを活用した保険管理サービスを250以上の都市で提供するベンチャー企業です。

また平安保険グループは、これまでサービスプラットフォームを含む自社のビジネスに最先端のテクノロジーを活用するなどFinTech領域にも力を入れており、世界の中でも先進的な金融サービスを提供する企業として、保険・銀行・投資など多種多様な金融サービスを提供しております。今回出資する2社においても、こうした技術を活用することで、今後も高い成長が期待されます。

SBIグループは引き続き、FinTech企業の先駆けとして培ってきたオンライン金融事業を中心とする知見を活かしながら、FinTechベンチャーへの投資を拡大していくとともに、SBIグループの金融サービス事業にも最先端のFinTech領域を順次取り入れていきたいと考えております。

以上