2018年8月28日
SBIホールディングス株式会社
SBIインベストメント株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝、以下「SBIホールディングス」)の100%子会社で、ベンチャーキャピタルファンドの運用・管理を行うSBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:川島 克哉、以下「SBIインベストメント」)は、同社が運営する「SBI AI&Blockchainファンド」(正式名称:SBI AI&Blockchain 投資事業有限責任組合、以下「本ファンド」)を通じて、株式会社トランビ(本社:東京都港区、代表取締役社長:高橋 聡、以下「トランビ社」)への出資を行いましたのでお知らせいたします。

 2025年にリタイア適齢期を迎える中小企業経営者は245万人、そして約5割の127万人が後継者未定とも言われ、大きな社会問題となっております。トランビ社は、事業承継問題に対して、オンラインM&Aという手段を活用して解決すべく、国内最大のM&Aマーケット「TRANBI(トランビ)」を運営しています。「TRANBI(トランビ)」は、M&Aの一連のプロセスで最もコストを要するとされる買い手候補を探すプロセスをインターネット上のオープンプラットフォームを活用することで、劇的に効率化できるサービスです。低コストで簡単なM&Aサービスを実現できることが評価され、取引先中小企業の事業承継問題に悩む、多くの地域金融機関や信用金庫との提携を進めております。

 2018年7月末時点の登録ユーザー数は11,066社、累計M&A案件数1,417件、累計マッチング数5,410件、平均買い手候補社数10社となっており、インターネットを活用した事業承継・M&Aマーケットとして日本で最も多くの中小企業に利用されているサービスとなっています。

 今後は、SBIグループならびに本ファンドに出資している多くの地域金融機関との連携を図り、事業承継問題の解決策としてのオンラインM&Aの普及による、地方経済の活性化に貢献してまいります。

 SBIインベストメントは2018年1月に、本ファンドを設立し投資活動を開始しております。本ファンドでは、世界的に注目を集めるFinTech分野を含む、AI、ブロックチェーン、さらにはこれら技術と関連の深いIoT、ロボティクス、シェアリングエコノミーといった分野の国内外の有望なベンチャー企業への投資を積極的に進めてまいります。また、出資者と投資先企業によるオープンイノベーションの支援として、出資者が投資先企業の先進的な技術やサービスを導入・活用するとともに、こうした取り組みを通じ投資先企業のバリューアップを実施してまいります。
 SBIグループでは、これまでもIT・モバイルやバイオ・ライフサイエンス、FinTech関連分野等の成長分野におけるベンチャー企業に積極的に投資を行っており、これらの分野のベンチャー企業の投資・育成に豊富な実績を有しています。今後も引き続き次世代の産業育成と投資先であるベンチャー企業の企業価値の向上に積極的に取り組んでまいります。

【トランビ社の概要】
名称 株式会社トランビ
本社所在地 東京都港区新橋五丁目14番4号 新倉ビル6階
代表取締役社長 高橋 聡
事業内容 国内最大のM&Aマーケット「TRANBI(トランビ)」の運営
URL https://www.tranbi.com/site/company

以上