2018年8月29日
SBIホールディングス株式会社

 当社子会社であるモーニングスター株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:朝倉智也、以下「モーニングスター」)はこのたび、現地当局の許認可等の取得を前提として、米国の資産運用会社Carret Asset Management LLC(以下、「CAM」)の持株会社であるCarret Holdings, Inc.の株式の67%を取得し、子会社化することとなりましたのでお知らせいたします。

 CAMは、米国最古のファンドのひとつであるパイオニアファンドを立ち上げ、長期バリュー投資の哲学を世に広めた第一人者と称されるPhilip Carret氏(以下、Carret)が創設した資産運用会社です。CAMは1962年の創設以来、50年以上にわたりCarretの長期バリュー投資の運用哲学を継承し、長期で安定した運用実績をあげることにより、主要顧客である富裕層や機関投資家から高い評価を受けております。現在のCAMの運用残高は、約2,886億円(26億 USドル、1USドル=111円換算、2018年6月末)です。

 当社は、中間持株会社であるSBIグローバルアセットマネジメントの傘下に、SBIアセットマネジメント、SBIボンド・インベストメント・マネジメント、SBI地方創生アセットマネジメントの資産運用会社を保有しており、このたびのモーニングスターによるCAMの子会社化により、当社グループ全体の投資信託等の資産運用残高(投資助言残高を含む)は、1兆164億円(2018年7月末)となります。

 世界の資産運用残高は2016年の84.9兆ドルから、2025年にはほぼ倍増の145兆ドルに拡大すると予想されており、国内でも政府の「貯蓄から資産形成」の提唱のもと、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)等の税制優遇制度を活用する投資家層が拡大し、今後の資産運用残高の飛躍的な増大が想定されます。
 世界的に大きく拡大する資産運用マーケットにおいて、当社グループは、今後も良質かつ安価な運用商品を提供することで、投資家の的確な資産運用に貢献してまいります。

以上