2019年2月19日
モーニングスター株式会社

 当社は、既に2018年8月29日開催の取締役会にて、米国の資産運用会社Carret Asset Management LLC (以下、CAM)の持株会社であるCarret Holdings, Inc.の株式67%を取得し、CAMを当社の子会社にする決議をしておりますが、このたび、デューデリジェンスほか全ての取得に係わる手続きが完了し、正式に2019年2月14日付でCAMが当社の子会社となりましたので、お知らせいたします。

1. 株式取得(子会社化)の理由
 CAMは、米国最古のファンドを立ち上げたPhilip Carret氏が1962年に創設した資産運用会社であり、長年にわたりバリュー投資の哲学を世に広め、米国の資産運用業界に貢献してまいりました。これまでに、主要顧客である機関投資家や富裕層に安定して高い運用実績を提供してきており、その卓越した投資戦略を日本の投資家にも提供するため、戦略的パートナーとして株式を取得することにしました。
 CAM の子会社化により当社グループの資産運用残高(投資助言を含む)は、6,648億円となります。(2018年12月末残高)

2. CAMの業績
最近3年間の経営成績 (単位:千米ドル)
2016年12月期 2017年12月期 2018年12月期
売上高 8,078 8,975 9,514
営業利益 1,060 954 1,038
当期純利益 923 817 890

なお、CAMの持株会社のCarret Holdings, Inc.は、CAMを保有する以外に事業を行なっておりません。

3. 取得株式数、取得価額および取得前後の所有株式の状況
Carret Holdings, Inc.
(1)異動前の所有株式数
(2)取得株式数 670株
(3)取得価額 10,000千米ドル
(4)異動後の所有株式数 670株
(議決権の保有割合67%)
(5)株式取得の方式 株式取得の対価は現金
4. 株式取得の日程
基本合意に関する取締役会決議日 2018年8月29日
正式契約締結日 2019年1月11日
株式売買代金の払込(子会社化) 2019年2月14日
5. 連結業績への影響
2020年3月期(来期通期の業績への影響)
CAMの2018年12月期の業績を勘案しますと、連結売上高に約1,000百万円、連結営業利益に約70百万円程度の増加が見込まれます。
2019年3月期(当期の業績への影響)
2019年3月期の連結業績への影響は軽微であります。

以上