2019年10月7日
SBIホールディングス株式会社
SBIインベストメント株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝)の100%子会社でベンチャーキャピタルファンドの運用・管理を行うSBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:川島 克哉)は、同社が運営する「SBI AI&Blockchainファンド」(正式名称:SBI AI&Blockchain 投資事業有限責任組合、以下「SBI A&Bファンド」)を通じて、SME向けデジタルバンキングサービスを提供するTide Holdings Limited(本社:英国ロンドン、CEO:Oliver Prill、以下「Tide社」)へ出資を行いましたのでお知らせいたします。

 Tide社は、SMEに特化したデジタルバンキングプラットフォームを提供する英国のネオバンクです。当社は、英国のSME向けのデジタルバンキング市場において、ファーストムーバ―であり、業界のリーダー企業としての地位を確立しています。また、銀行ライセンスを保有する英国ClearBank Ltd.(本社:英国ロンドン)と提携することで、2019年2月に英国政府から特別補助金£60mを獲得するなど、英国におけるSME向けバンキングサービス市場の寡占状態の解消及びSMEに対するバンキングサービスの向上へ向けて大きな期待を受けております。

 Tide社のサービスは、最短5分での口座開設が可能である点やAPIを接続することでユーザーのニーズに合わせたサービスを提供することが可能な点で強みを抱えており、月次ベースでの新規口座開設数は約8,000口座を超え、口座数はローンチから約2年半で10万口座に達しています。

 SBI A&Bファンドでは、世界的に注目を集めるFintech分野を含む、AI、ブロックチェーン、さらにはこれら技術と関連の深いIoT、ロボティクス、シェアリングエコノミーといった分野の国内外の有望なベンチャー企業への投資を積極的に進めております。また、SBI A&Bファンドへの出資者は国内の地域金融機関や海外を含めた金融機関・事業法人・機関投資家等120社以上で、出資者と投資先企業によるオープンイノベーションの支援として、出資者が投資先企業の先進的な技術やサービスを導入・活用するとともに、こうした取り組みを通じ投資先企業のバリューアップを実施してまいります。

 SBIグループでは、これまでもIT・モバイルやバイオ・ライフサイエンス、Fintech関連分野等の成長分野におけるベンチャー企業に積極的に投資を行っており、これらの分野のベンチャー企業の投資・育成に豊富な実績を有しています。今後も引き続き次世代の産業育成と投資先であるベンチャー企業の企業価値の向上に積極的に取り組んでまいります。

以上