2019年11月8日
SBIホールディングス株式会社
SBIネオファイナンシャルサービシーズ株式会社

 SBIホールディングス株式会社(以下「当社」)の100%子会社で、地域金融機関等への新技術の導入を支援するSBIネオファイナンシャルサービシーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:北尾 吉孝)は、米国で住宅ローンプラットフォームを提供するLendingHome Corporation(本社:米国サンフランシスコ市、共同創業者兼CEO:Matthewマシュー Humphreyハンフリー、以下「LendingHome社」)と合弁会社SBI LendingHome Asia株式会社(以下「SBI LendingHome Asia」)を設立する契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。SBIグループの出資比率は80%となります。

 LendingHome社は、住宅ローンの手続きをオンライン上で完結するプラットフォームを提供しているベンチャー企業です。一般に、住宅購入者にとって住宅ローンの手続きは、煩雑で完結まで長い時間を要するものとされています。またローンを提供する金融機関においても、住宅ローンに関する事務作業のオンライン化による効率性の向上が求められています。こうした住宅ローンの分野で、LendingHome社が開発・運営するプラットフォームは、米国の住宅購入者、金融機関、住宅ローン債権に投資をする機関投資家に対し、短時間、低コストの効率性の高いサービスを提供しております。この結果、LendingHome社は、プラットフォームの提供を開始した2014年4月から現在までに、30億ドル(約3,240億円)超の住宅ローンを組成してきました。

 SBI LendingHome Asiaは、当面は日本市場を対象に、LendingHome社のプラットフォーム・関連技術を導入し、住宅・不動産ローンの申込受付から審査、貸出に至るまでのプロセスの大部分を自動化し、住宅・不動産ローン業務の効率化を図ります。SBI LendingHome Asiaが提供するサービスを活用することで、地域金融機関は営業地域の制約に縛られることなく日本全国のお客さまに住宅ローンを提案できるようになり、また、モーゲージバンク、不動産販売会社、フィンテックベンチャー企業といった住宅ローン業務に係る企業においても、コスト低減を通じて採算性の向上が期待できると考えております。
 SBI LendingHome Asiaは、SBIグループ各社のネットワークも活用しながら、住宅ローンの利用者、提供者双方にとってより良いプラットフォームを提供し、住宅ローン市場の革新を目指してまいります。

以上