2020年1月17日
SBIホールディングス株式会社

 当社はこのたび、株式会社筑邦銀行(本社:福岡県久留米市、取締役頭取:佐藤 清一郎、以下「筑邦銀行」)との間で、資本業務提携を行うこととなりましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1. 資本業務提携の目的
 当社グループは、地域金融機関の活性化を通じて地方創生に貢献するべく、グループを挙げて様々な取り組みを進めております。当該プロジェクトの一環として、当社グループ企業や当社グループの投資先企業が有する商品・サービス・ノウハウなどを最大限に活用することで、地域金融機関の収益力強化とそれに伴う企業価値向上を図る取り組みを進めているほか、当社または当社子会社から直接出資することで、地域金融機関の事業運営をより積極的に支援する取り組みも推進することとしております。さらに、地域金融機関との連携を通じて、地域のお客さまの資産形成、地元企業の生産性の向上や販路拡大・収益の向上を図る取り組みを支援するなど、地域金融機関だけでなく地域経済の活性化を実現させ、地方創生に貢献することを目指しております。
 当該事業方針に基づき、このたび筑邦銀行との関係性をより一層強固なものとするべく、資本業務提携を行い、中長期的な観点より同行の収益力強化とそれに伴う企業価値向上に取り組むことといたしました。

2. 業務提携の内容
(1)地域通貨の発行、スタートアップ企業の支援やビジネスマッチング等を通じた地域創生、地域経済の活性化に向けた連携
(2)SBIマネープラザ株式会社との2店舗目となる共同店舗の検討や、株式会社SBI証券との金融商品仲介業サービスの強化、地元企業に対する事業承継・M&A支援における協業等を通じ、筑邦銀行のお客さまに対する当社グループの幅広い金融商品・サービスの提供
(3)マネータップ株式会社、SBIネオファイナンシャルサービシーズ株式会社及びSBI FinTech Incubation株式会社、SBIグループの投資先企業などが提供する新規技術の導入を通じた筑邦銀行の顧客利便性の向上及びコスト削減
(4)当社グループのアセットマネジメント事業による運用資産の受託(資産運用の高度化)を通じた筑邦銀行の収益力強化 等

 また、当社ではこのたびの資本業務提携の一環として、筑邦銀行の発行済普通株式総数の3%を上限として既存株主より同行の株式を取得する予定です。なお、筑邦銀行は本資本業務提携に伴う第三者割当増資等による新株発行は予定しておりません。

3. 資本業務提携先の会社概要(2019年9月末現在)
(1)商号 株式会社 筑邦銀行
(2)代表者 取締役頭取 佐藤 清一郎
(3)本店所在地 福岡県久留米市諏訪野町2456番地の1
(4)設立 1952年12月23日
(5)資本金 80億円
(6)預金残高 6,918億円
4. 日程
資本業務提携契約締結日 2020年1月17日

5. 今後の見通し
 本件出資後においても、筑邦銀行は当社の持分法適用関連会社にあたらないことを含め、本件による当社連結業績への影響は軽微であると考えております。