2021年2月12日
SBIホールディングス株式会社

 当社の連結子会社であるQuark Pharmaceuticals, Inc.(以下「クォーク社」)は、このたび急性腎不全(AKI)予防薬のフェーズⅢ臨床試験の結果が判明しましたのでお知らせいたします。

1. クォーク社の急性腎不全(AKI)予防薬のフェーズⅢ臨床試験の結果について

(1)フェーズⅢ臨床試験結果の内容
 クォーク社は、主要な心臓血管手術に伴う急性腎不全(AKI)予防薬のフェーズⅢ臨床試験において、主要評価項目である90日目における主要な腎への有害事象(MAKE90)が発生した患者の割合がプラセボと比較して統計学的に有意に減少せず、プライマリー及びセカンダリーエンドポイントが達成されませんでした。

(2)今後の方針
 クォーク社は新たな開発は当面実施せず、今後も引き続き人員削減を含めた費用削減を強力に推進してまいります。当社といたしましては急性腎不全(AKI)予防薬を含めてクォーク社の他のシーズを精査し、クォーク社が保有する知的財産権等の売却や同社の株式の売却及び清算も含めて今後の方針を検討してまいります。

2. 当社連結業績に与える影響について

 当社は過去の決算において、会計上認識していたクォーク社の無形固定資産のほとんどを減損処理していることから、このたび判明した結果による当社の2021年3月期通期連結業績への影響は軽微であると考えております。

以上