2010年11月5日
SBIリサーチ株式会社

 中国国内におけるインターネット調査情報をもとに、日本の事業者に向けた情報・サービスを提供するSBIリサーチ株式会社(東京都港区 代表取締役:沖田 貴史、以下「SBIリサーチ」)は、中国の「インターネットショッピング」、「オンライン決済」、「モバイルEC市場」に関するモニタリング報告書の日本語版をこのたび発行いたしました。

◆今回発表した報告書
(1) 中国インターネットショッピング市場に関するモニタリング報告書
(2) 中国オンライン決済市場に関するモニタリング報告書
(3) 中国モバイルEC市場に関するモニタリング報告書
※ いずれも、2010年第2四半期(2010年4~6月)のもので、業界のスペシャリスト、各メーカー担当者、エージェントへの詳細なインタビューから得た関連業界の主要情況を基に、データを取得しています。

以下、報告書の内容を一部抜粋して、お知らせいたします。

◆主なトピックス
(1) 中国における共同購入サイトへのアクセス数が増加。2010年5月の月間訪問者数は過去最高を記録。
(2) ECサイト等を運営する企業の業績が回復したことで、第三者電子決済サービスは前年同期比86.8%増加と復調。
(3) モバイルEC市場の取引規模は、前年同期比で7.7%増加したものの、前四半期比では10.6%減少。
◆ここにフォーカス
※上記のトピックスのうち、インパクトの大きなデータを1点取り上げ、ご紹介いたします。
(3) モバイルEC市場の取引規模は、前年同期比で7.7%増加したものの、前四半期比では10.6%減少。
モバイルEC市場の取引規模(2010年Q2): 約4,824億円( 40億2,000万元)
(11/5時点の円換算レートにて計算)
→ 中国モバイルEC業界において、「淘宝(taobao)」、「当当(dangdang)」などの既存大手ECサイトは、モバイル市場での発展モデルを模索しつつ、将来の事業拡張に向けて着々と準備を進めている。一方で、今後新規参入を図る企業は、発展見込みのある分野を模索しつつ、機会をうかがっている状態である。

 なお、次回は「2009-2010度 中国における家電のB2Cインターネットショッピングに関する研究報告書」を発行する予定です。
 今後もSBIリサーチは、日本の事業者を対象に、中国でのEC展開において有益な、最新で正確な現地のインターネット事情を取りまとめた報告書を毎月発行してまいります。

◆中国インターネット事情に関する報告書について
 本報告書は、中国最大手のインターネット調査会社「上海艾瑞市场咨询有限公司」(上海アイリサーチコンサルティング有限公司 中国上海市 代表取締役:楊 偉慶、以下「中国アイリサーチ社」)協力のもと、同社が中国国内で定期的に発表している中国のインターネット事情に関する報告書を日本語に翻訳したものとなります。
 中国アイリサーチ社は、中国全域に様々なリサーチ網を有し、最新かつ正確なデータ分析のもと、報告書を作成しております。SBIリサーチが日本語版を発行することにより、日本の事業者は日本で得ることが難しい現地のインターネット事情をいち早く入手することが可能となります。

【SBIリサーチ株式会社について】

社名:SBIリサーチ株式会社
設立年月日:平成21年11月5日
資本金:30百万円
代表者:代表取締役 執行役員Co-CEO 沖田 貴史
  取締役 執行役員Co-CEO 楊 偉慶
事業内容:
 ・ 中国アイリサーチ社が中国国内で発表している各種インターネット白書の翻訳販売
 ・ 各企業向けにカスタマイズした個別調査などの中国市場調査事業
URLhttp://www.sbi-research.jp/