2010年12月24日
SBIリサーチ株式会社

中国国内におけるインターネット調査情報をもとに、日本の事業者に向けた情報・サービスを提供するSBIリサーチ株式会社(東京都港区 代表取締役:沖田 貴史、以下「SBIリサーチ」)は、「中国B2C家電通販に関する研究報告書(2009-2010年)」の日本語版をこのたび発行いたしました。
以下、報告書の内容を一部抜粋して、お知らせいたします。

◆主なトピックス
(1) 2009年度の中国B2C家電ネット通販市場のユーザ規模と、2013年度までの予測値
(2) 2009年度の中国B2C家電ネット通販市場の取引規模と、2013年度までの予測値
(3) 中国の家電ECモールの市場シェア
(4) 小型家電と大型家電のネット通販における割合
(5) 中国B2C家電ネット通販市場の小売モデル、ならびにそれぞれのメリット・デメリット
(6) インターネットユーザが、ECで家電製品を購入する際に重視するポイント
(7) 中国B2C家電ネット通販市場における課題
※ 本文中の「年度」とは、同年4月~翌年3月までを示す

◆ここにフォーカス
※ 上記のトピックスのうち、インパクトの大きなデータを取り上げ、ご紹介いたします。
2009年度の中国B2C家電ネット通販市場のユーザ規模と、2013年度までの予測値
・2009年度には4,246万人を突破、2013年度には2億人近い規模になると予想される。
2009年度の中国B2C家電ネット通販市場の取引規模と、2013年度までの予測値
・2009年度には前年同期比117.0%増加の275.6億円(21.2億元)(※)に達し、2013年度には2,600億円(200億元)(※)を突破する見込みである。
(※)12/24時点の円換算レートにて計算
中国B2C家電ネット通販市場の課題
・家電製品のネット通販の利用地域は、上海・北京といった大都市に集中している。
・知名度や信頼性の高い大手家電メーカー製品・ECモールでの取引が大半のシェアを占める。
・アフターサービスの品質に多くのユーザが不安を抱いている。
→ユーザ数と取引規模は、中国のインターネット市場の拡大に併せて、顕著な成長を見せている。しかし、リアル店舗を中国全土に展開しながらも、流通網が整っていないために、ネット通販での展開は、まだ都市部に限られている場合が多い。また、家電ECモールは多く存在するも、大手の3社が60%以上のシェアをもっており、知名度と信頼性の高さがユーザの重視するポイントとなっている。その他のECモールは今後、より独自性を発揮するなどの対策を練っていく必要がある。さらに、大型家電製品などについては、1点当たりの購入単価が高く、アフターサービスの品質に不安を抱いているユーザが多い。まずは小型家電製品から、しっかりとしたアフターサービスを展開していく必要がある。

 その他のデータ、グラフ、情報などをご希望の方は、お気軽に以下にお問い合わせください。
https://www.veritrans.co.jp/contact/sbiresearch_form.html

 今後もSBIリサーチは、日本の事業者を対象に、中国でのEC展開において有益な、最新で正確な現地のインターネット事情を取りまとめた報告書を毎月発行してまいります。

◆中国インターネット事情に関する報告書について
本報告書は、中国最大手のインターネット調査会社「上海艾瑞市场咨询有限公司」(上海アイリサーチコンサルティング有限公司 中国上海市 代表取締役:楊 偉慶、以下「中国アイリサーチ社」)協力のもと、同社が中国国内で定期的に発表している中国のインターネット事情に関する報告書を日本語に翻訳したものとなります。
中国アイリサーチ社は、中国全域に様々なリサーチ網を有し、最新かつ正確なデータ分析のもと、報告書を作成しております。SBIリサーチが日本語版を発行することにより、日本の事業者は日本で得ることが難しい現地のインターネット事情をいち早く入手することが可能となります。

【SBIリサーチ株式会社について】

社名SBIリサーチ株式会社
設立年月日平成21年11月5日
資本金30百万円
代表者代表取締役 執行役員Co-CEO 沖田 貴史
   取締役 執行役員Co-CEO 楊 偉慶
事業内容・ 中国アイリサーチ社が中国国内で発表している各種インターネット白書の翻訳販売
・ 各企業向けにカスタマイズした個別調査などの中国市場調査事業
URLhttp://www.sbi-research.jp/