2011年3月18日
SBIアラプロモ株式会社

 SBIホールディングス株式会社の子会社でALA(5-アミノレブリン酸)を利用した化粧品、健康食品、医薬品の研究・開発等を行っているSBIアラプロモ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員CEO:北尾 吉孝、以下「SBIアラプロモ」)は、ALA(5-アミノレブリン酸)による悪性腫瘍の診断と治療に関する論文が、世界中の免疫学、薬理学の分野における研究者から多く引用される国際学術誌「International Immunopharmacology」2011年3月号に掲載されましたのでお知らせします。なお当該学術誌には未発表の研究結果が掲載されております。

掲載誌 International Immunopharmacology Volume 11, Issue 3, March 2011, Pages 358-365
表題Novel development of 5-aminolevurinic acid (ALA) in cancer diagnoses and therapy
「5-アミノレブリン酸(ALA)の悪性腫瘍の診断と治療における新展開」
要約本総説ではヘム代謝の生物学的応答の意義について再考し、プロトポルフィリン(PpIX)の腫瘍における選択的蓄積のメカニズムについて考察する。またALAによる光力学的治療(PDT)の治療効果を高めるために、PDT後の腫瘍をとりまく微小環境を改善し、抗腫瘍免疫の誘導にむけて温熱療法や免疫療法との併用を提案する。

 現在、この悪性腫瘍の診断や治療に利用可能な経口体内診断薬(以下「本ALA診断薬」)は、ノーベルファーマ株式会社との共同事業として第Ⅲ相診療試験を行っております。また、日本において、患者数は少ないが医療上の必要性が高いことから、厚生労働省より開発の奨励を目的としたオーファンドラッグの指定を受けております。
 SBIアラプロモは、悪性神経膠腫に苦しむ人々に新たな選択肢として、本ALA診断薬を一日も早く医療現場に提供できるよう一層努力してまいります。

以上