2012年9月26日
モーニングスター株式会社

 総合金融情報を提供するモーニングスター株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:朝倉智也、以下「当社」)は、このたび、年金基金等の機関投資家向けに運用が行われている私募ファンドの評価および分析レポートの提供を本年10月より開始いたします。

 一部の投資顧問会社による年金消失問題を契機として、運用を受託する運用機関の「受託者責任」はもちろんのこと、年金基金等の運用委託機関のあり方についても注目度が高まっています。厚生労働省の調べによると、500を超える厚生年金基金に属する役職員のうち、約9割の人が過去に資産運用業務の経験がなく、今後は年金基金等の機関投資家には、今迄以上に厳格な運用機関の選定とモニタリングが求められます。
 こうした状況下で、第三者による客観的立場からの運用機関の評価、運用内容の分析等の情報ニーズが拡大していくものと予想され、このたび、当社では機関投資家向けファンドの評価・分析レポートを運用の受託機関と委託機関の双方に提供していきます。

 当社ではこれまで、主として公募追加型株式投資信託(約4,000本)、確定拠出年金向けファンド、変額年金向けファンド、ラップアカウント向けファンド等の分析・評価を中心に行ってきましたが、当サービスは対象商品を機関投資家向けの私募ファンド(約3,000本)に拡大するものです。

 当社は、当サービスを通じて、資産運用業界の健全な発展に寄与することに努めます。

 なお、当サービス開始による当社業績への影響は未定であります。

以上