2016年7月27日
公益財団法人社会福祉振興・試験センター
SBIベネフィット・システムズ株式会社

公益財団法人社会福祉振興・試験センター(本所:東京都渋谷区、理事長:多久島 耕治、以下「試験センター」)とSBIベネフィット・システムズ株式会社(本社:東京都港区、社長:松井 真治、以下「SBIベネフィット・システムズ」)は、本年8月1日から、共同で確定拠出年金の運営管理業務を開始いたします。

1.試験センターにおける確定拠出年金事業の方針
試験センターでは、社会福祉法人が抱える退職金・年金等の福利厚生の課題に対し、確定拠出年金がその解決策となり、広くその提案を行っていくことが民間社会福祉事業の振興発展に寄与すると考えています。
一方で、確定拠出年金事業には記録関連業務の機能が必須であり、且つ法人への導入の推進には高い専門性と各種のノウハウや業務知識が必要となります。
試験センターでは、SBIベネフィット・システムズと協業することで、高品質かつ低コストな確定拠出年金プランを全国の社会福祉法人に提供できると考え、公益財団法人として本邦初の運営管理機関となって、確定拠出年金事業への参入を決定いたしました。
2.協業の概要
今回の協業では、SBIベネフィット・システムズは試験センターから記録関連運営管理業務の受託のほか、プラン運営のノウハウを試験センターに提供します。SBIベネフィット・システムズは、プラン設計や運用商品提供機関との接続等により試験センターを支援していきます。
両者の協業により、試験センターは社会福祉事業の振興発展の旗振り役として、全国約17,000の社会福祉法人に対して、本年8月1日より、総合型確定拠出年金プラン「社会福祉施設従事者DCプラン」の提供を開始いたします。
3.社会福祉施設従事者DCプランの特長
(1)社会福祉法人のための専用プラン
社会福祉施設従事者の福利厚生を充実するため、試験センターが運営管理機関となり、確定拠出年金の普及に貢献します。(社会福祉法人以外の法人の加入も可能です。)
(2)低コストでのプラン導入
プランの導入および運営における試験センターとSBIベネフィット・システムズの緊密な連携により、低コストでのオペレーションを実現します。
(3)加入者1名からのプラン実施
大手の運営管理機関と異なり、少人数(1名でも可)でも実施可能です。これまで確定拠出年金の導入を見送らざるを得なかった小規模な社会福祉法人も実施できます。
(4)中立公正な視点での幅広い運用商品ラインナップ
試験センターは金融機関ではないため、特定の金融商品に偏らない、中立的な立場で様々なタイプの運用商品を用意しています。特に、パッシブ運用の投資信託を中心に、信託報酬の低い運用商品を提供します。
(5)バンドリングサービスの提供
試験センターとSBIベネフィット・システムズは、プラン導入サポート、運用商品提供機関との接続、投資教育、コールセンターやWebによる情報提供、口座管理、記録管理等のサービスをワンストップで提供します。
4.業務開始日
2016年8月1日(月)
【サービス概要図】
サービス概要図
【会社概要】
○公益財団法人社会福祉振興・試験センター
本社所在地 東京都渋谷区渋谷1-5-6 SEMPOSビル
代表者 理事長 多久島 耕治
設立 1946年3月
主な事業内容 社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士の国家試験の実施及び資格登録事務
社会福祉振興事業(調査研究事業、研修事業、保険事業、債務保証事業等)
○SBIベネフィット・システムズ株式会社
本社所在地 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー
代表者 代表取締役 松井 真治
設立 2001年3月
主な事業内容 確定拠出年金の運営管理業務
人事・福利厚生関連業務及びシステムアウトソーシング業務