2016年11月2日
SBI Ripple Asia株式会社

SBI Ripple Asia株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:沖田 貴史、以下「SBI Ripple Asia」)は、SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)とブロックチェーン技術を活用した次世代決済基盤を開発、提供しているRipple(リップル) Labs(ラボ) Inc.(本社:米国サンフランシスコ、CEO:クリス・ラーセン、以下「Ripple」)が日本を含むアジア地域を事業対象として共同設立した法人ですが、このたびパートナーであるRippleが、経営体制の強化に関するプレスリリースを行いましたのでお知らせいたします。
尚、本件によるSBI Ripple Asiaの事業運営ならびに経営体制の変更はございません。

以下は、リップル社の英文リリースの原文を抄訳したものです。

リップル社発表のプレスリリース:
https://ripple.com/ripple_press/amid-high-growth-ripples-chris-larsen-appoints-brad-garlinghouse-chief-executive-officer/

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さらなる成長に向けて、Ripple創業者のクリス・ラーセンは、
現社長兼COOのブラッド・ガーリングハウスをCEOに任命

~ラーセンは、引き続き、取締役会長をとして牽引~

2016年11月1日(San Francisco) – 金融決済ソリューションのグローバルプレイヤーであるRippleは、2017年1月より、創業者であるクリス・ラーセンが取締役会長に就任し、現社長兼COOであるブラッド・ガーリングハウスが後任のCEOになる新経営体制を発表いたしました。
 ラーセンは、引き続き主要株主であり、会長として取締役会を牽引し、事業戦略や戦略提携を担います。ガーリングハウスは、Rippleの社長兼COOとしての1年半を超える経験をもとに、CEOとして舵取りを担います。

この体制変更は、Rippleのビジネスが、前例のないレベルで成長する中で実施されます。Rippleは、この数か月で顧客銀行の拡大やR3コンソーシアムのメンバー銀行とのXRPを活用した実証実験、5500万米ドルの追加増資などを発表しており、XRPの1日あたり取引量は4倍に増加し、世界初のルールベースのブロックチェーン銀行ネットワーク(グローバル・ペイメント・ステアリング・グループ)創設の役割も務めています。

「シリコンバレーにおいて長年仕事に携わることができたことを喜ばしく思います。また日々の業務から離れ、Rippleの戦略的意思決定に専念できることを楽しみにしております」とラーセンは述べています。「ビジネスは、かつてなく強化され、ブラッド・ガーリングハウスという明らかで才能あるCEOの選択を大変喜ばしく感じている。ブラッドは、Rippleの上昇を加速する我々の組織の集中と厳格さの中心であった」

ガーリングハウスは「RippleのCEOとなるのは大変光栄であり、クリスのようにビジョナリーな人間とともに働くことができることを嬉しく思う。引き続き、クリスとともに働き、取締役会が会社の戦略的意思決定に専念できることを楽しみにしている。私は、ここRippleで、日々助け合って働いているメンバーほど、有能で活動的で且つ創造性ある人々を知らない。私は、このチームが成し遂げていくことに、引き続き感銘を受け続けるだろう。Rippleを成長の次のステージに引き上げることを楽しみにしている」と述べています。

社長兼COOとして、ブラッドはRippleの組織を構築し、グローバルな企業向けソフトウェア企業としてのオペレーショナルエクセレンスをもたらし、顧客獲得において3.5倍以上の成長をリードしました。ブラッドは、かつてHightail社のCEOであり、競争の激しい市場において、売上を倍増させた経験を持ちます。

ラーセンの意思決定は、FinTechでのシリアルアントレプレナーとして、金融システムを、消費者と企業のための民主化にささげた成功体験に基づきます。彼は、1996年にオンライン初のモーゲージローンプラットフォームであるE-Loanを共同創業し、2000年までに10億ドルの企業価値まで育てあげました。2006年に、アメリカ初のP2P(個人間)レンディングマーケットプレイスProsper Marketplaceを共同創業した後、2012年にRippleを共同創業し、それ以降CEO兼会長を務めていました。

RippleのCEOとして、ラーセンは企業ビジョンである「Internet of Value」を創り出しました。それは、今日のWeb上を動き回る情報のように、お金が自由に移動できる世界です。ラーセンのリーダシップの下、Rippleは、銀行業界におけるブロックチェーン技術に関する市場機会を見出し、その後、世界展開を果たしました。Rippleは、世界初の企業向けブロックチェーンソリューションを市場に送り出し、世界中の二桁を超える銀行が、既に実装しています。3度の増資を経て、9300万ドル以上の資金調達を行い、5つのオフィスに135名のグローバルチームを作りあげています。

Rippleについて:
Rippleは、究極的には、Valueを情報のように交換をできる「Internet of Value (IoV)」を引き起こすグローバル金融決済ソリューションを提供しています。Rippleのソリューションは、銀行が直接取引することで、リアルタイムの確実性をもって、トータルコストを引き下げることを可能にします。また、デジタルアセットであるXRPを活用することで、さらなる流動性コストの低減を図る選択肢も提供しています。
Rippleと提携する世界中の銀行は、国際送金を改善し、成長するRippleのグローバルネットワークにおける金融機関やマーケットメイカーとして参加することができます。
Rippleは、サンフランシスコ・ニューヨーク・ロンドン、シドニーとルクセンブルクに拠点を構えるスタートアップ企業です。
 Internet of Value(IoV)の提唱者として、Rippleは Federal Reserve’s Faster Payments Task Force Steering Committee の一員であり、W3C’s Web Payments Working Group.の共同議長も務めています。

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以上