2020年3月26日
SBIレミット株式会社

 総合フィンテックソリューション企業であるSBI FinTech Solutions株式会社の子会社で、国際送金サービス事業を手がけるSBIレミット株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:安藤伸生、以下「当社」)は、株式会社筑邦銀行(本店:福岡県久留米市、取締役頭取:佐藤清一郎、以下「筑邦銀行」)と、当社が提供する国際送金サービスの会員紹介業務に関する業務提携契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

■本提携の背景と目的
 少子高齢化による生産年齢人口の減少や人手不足などを背景に、外国人労働者数は年々増加しており、2019年6月末時点では在留外国人数283万人(※1)のうち、約6割(※2)を外国人労働者が占めるなど、労働市場において外国人労働者の存在感は着実に高まっています。
 地方においても、地域経済における貴重な労働力としての役割が増しており、福岡県の2019年10月末における外国人労働者数は前年同期比13.5%増の52,530人(※3)、外国人労働者を雇用する事業所数は前年同期比16.1%増の8,850か所と全国平均の12.1%(※2)を上回る勢いで伸びています。

 当社は、在留外国人の方々に対して送金を中心とした金融サービスを提供することをミッションとし、米Ripple社の分散台帳技術を利用した送金など新しい金融テクノロジーを積極的に取り入れ、利便性の高い送金サービスを提供することで送金実績を伸ばしてまいりました。

 一方、筑邦銀行は福岡県内を中心に、長年にわたる地域密着型のビジネスを通して、域内企業との強固な信頼関係とネットワークを築きあげてきました。「地域密着型金融」を推進する金融機関として、福岡県内におけるベトナム、中国、フィリピンをはじめ様々な国の技能実習生を主とする外国人労働者からの送金ニーズに応えるとともに、彼らを抱える企業から寄せられる外国人従業員の利便性を拡充する新たなサービスの提供など地域産業への包括的支援が期待されています。

 このような状況のもと、両社のもつネットワークや強みを相互に活用することで、筑邦銀行は顧客ニーズに応える付加価値の高いサービス提供ならびに外国送金業務に係る事務処理の軽減が実現可能であり、当社は新たな販路開拓が可能となることから、業務提携に至りました。

 当社は、今後もお客様のご要望を第一に考え、最新の金融テクノロジーを駆使して利便性が高く安全な送金サービスの開発を通じて、「新たな価値の提供」「顧客中心主義の実現」に努めてまいります。

(※1) 法務省:令和元年6月末現在における在留外国人数について
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri04_00083.html
(※2) 厚生労働省:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和元年10月末現在)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09109.html
(※3) 厚生労働省 福岡労働局:福岡県労働局における「外国人雇用状況」の届出状況(令和元年10月末現在)
https://jsite.mhlw.go.jp/fukuoka-roudoukyoku/content/contents/000594327.pdf
<当社の概要>
会社名 : SBIレミット株式会社
所在地 : 東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー13階
設立 : 2010年8月
代表者 : 代表取締役 安藤 伸生
資本金 : 5,000万円
事業内容 : 国際送金事業
URL : https://www.remit.co.jp/
<筑邦銀行の概要>
会社名 : 株式会社筑邦銀行
所在地 : 福岡県久留米市諏訪野町2456番地の1
設立 : 1952年12月
代表者 : 取締役頭取 佐藤 清一郎
資本金 : 80億円
事業内容 : 銀行業
URL : https://www.chikugin.co.jp/

以上