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児童虐待現状報告

児童相談所における対応件数等

児童相談所における虐待に関する相談対応の件数は、 年々増加しており、平成19年度は40,639件となっています。 その要因として、都市化や核家族化に伴い、家庭が地域から 孤立しているとの指摘もあります。

児童相談所における児童虐待に関する相談の内容別件数

虐待の内容では、平成19年度は身体的虐待が40.1%と最も多く、次いでネグレクトが38.0%、以下、心理的虐待、 性的虐待の順となっています。

主たる虐待者の推移

主たる虐待者は、平成19年度においては実母が62.4%と最も多く、次いで実父が22.6%となっています。子育ての負担が母親に集中してしまっているあらわれと考えられます。

児童相談所における児童虐待に関する相談の年齢構成

虐待を受けた児童の年齢構成としては、0歳から就学年齢以前 の乳幼児が、全体の半数近くを占めており、虐待が早期から 始まっていることを示しています。

社会的養護の現状について

  対象児童 施設数
(公立/私立)
児童
定員
(人)
児童
現員
(人)
職員
総数
(人)
乳児院 乳児(保健上、安定した生活環境の確保その他の理由により特に必要のある場合には、幼児を含む。)
121か所
(14 / 107)
3,727 3,190 3,831
児童養護
施設
保護者のない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童(安定した生活環境の確保その他の理由により特に必要のある場合には、乳児を含む。)
564か所
(49 / 515)
33,917 30,846 14,641
情緒障害児
短期治療
施設
軽度の情緒障害を有する児童
31か所
(12 / 19)
1,484 1,151 805
児童自立
支援施設
不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童
58か所
(56 / 2)
4,036 1,889 1,799
自立援助
ホーム
義務教育を終了した児童であって、児童養護施設等を退所した児童等
46か所
(0 / 46)
336 236 171

資料:社会福祉施設等調査報告 [平成19年10月1日現在]
自立援助ホームは連絡協議会調 [平成19年12月1日現在]
(12月1日現在協議会に加入しているホームについて)

小規模グループケア
357か所
地域小規模児童養護施設
146か所

資料:小規模グループケア、地域小規模児童養護施設は家庭福祉課調[平成19年度]

乳児院及び児童養護施設の入所児童数等の推移

平成19年度の乳児院及び児童養護施設の入所児童数は、乳児院3,190人、児童養護施設30,846人となっている。
また、入所率は乳児院85.6%、児童養護施設90.9%となっており、児童養護施設では、平成16年度以降9割を超えている。

被虐待児の割合

施設に入所している子どものうち虐待を受けている子どもの割合も高い。

厚生労働省の取り組み

児童虐待問題を早急に解決するためには、虐待の発生予防、早期発見・早期対応から虐待を受けた子どもの自立に至るまでの切れ目のない総合的な支援が必要です。
政府は、児童虐待の発生予防のため、育児中の親の孤立を防ぐ観点から、養育支援を必要とする家庭に対して適切な支援を行う取組等を推進し、また児童虐待を早期に発見し対応するため、市町村において関係機関等が連携した子どもを守る地域ネットワークの設置推進、機能強化を図るとともに、虐待を受けたと思われる児童を発見した者には通告義務があることについて、十分な周知・広報を行うこととしています。
さらに、虐待を受けた子どもを保護・支援するため、関係機関が連携して家族に対する長期的支援ができる体制の整備等の方針を示しています。