公益財団法人 SBI子ども希望財団

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事業活動報告

当財団の年度ごとの事業活動についてご報告いたします。

1. 施設への寄付

児童養護施設における「地域小規模児童養護施設」または「分園型の小規模グループケア」の新設時に必要な什器・備品代の助成の実施

(1) スケジュール

2017年4月
助成金申請要領をホームページに掲載 (全国児童養護施設協議会を通して各施設に案内)
同年8月
申込締め切り
同年10月
助成先選定に関わる諮問委員会開催
同年11月
助成候補先施設訪問等の実施
同年12月
助成先決定、振込手続き開始
2018年1月
助成金振込

(2) 結果

申込時 決定時 振込時
施設数 金額(円) 施設数 金額(円) 施設数 金額(円)
17 37,811,410 11 19,335,189 11 15,841,062

振込金額のうち前年度決定分 3施設 3,506,719円を含む
決定金額のうち次年度振込分 3施設 7,000,846円を含む

2. 職員研修

① 児童養護施設職員研修

(1) 研修趣旨

児童養護施設に勤務するケアワーカーを対象に、虐待を受けた子どもへの治療的養育に必要な知識及び技術の習得を目指したオン・ザ・ジョブ・トレーニングを提供する。

(2) 研修概要

【SBI職員研修】
・ 虐待を受けた子どもへの治療的養育に必要な知識及び技術の習得を目指したオン・ザ・ジョブ・トレーニングを提供
・ 全国を東日本・西日本に分け、各50名を選抜
・ 知識のみならず実践力も重視したカリキュラム
・ 施設・参加者の負担を減らすため研修費・宿泊費・交通費は財団負担
・ 研修効果を高めるため、全6日間の日程を前期・後期に分けて実施

【SBI子ども志塾】
・ 2010年度からSBI職員研修修了者向けの上級研修「SBI子ども志塾」を開講
・ 全国から20名を選抜(年1回)
・ 施設経営マインドも折り込みつつ、知識だけでなく実践力も重視したカリキュラム
・ 施設、参加者の負担を減らすため研修費・宿泊費・交通費は財団負担
・ 研修効果を高めるため、少数の塾的環境による2泊3日の日程にて実施

【SBIブロック別研修】
・ 2011年度から、SBI研修修了者向け(希望者全員)に半日コースの研修を開始
・ 継続的な研修によるレベルアップの機会と修了生相互の交流の場を提供

(3) 主な講師陣

NAPSAC(日本子ども虐待専門家会議)

(4) 開催日程

2017年5月2日
ブロック別研修(九州・沖縄地区)(会場:福岡)
2017年5月13日~5月15日
西日本第13回後期(会場: 大阪)
2017年7月8日~7月10日
東日本第13回後期(会場:東京)
2017年9月8日
ブロック別研修(関東・甲信越・静岡地区)(会場:東京)
2017年9月9日~9月11日
SBI子ども志塾No.8(会場:東京)
2017年11月25日~11月27日
西日本第14回前期(会場:大阪)
2018年1月20日~1月22日
東日本第14回前期(会場:東京)

② 児童福祉司スーパーバイザー研修

(1) 研修趣旨

・ 児童福祉司スーパーバイザーに必要な役割・責任について理解し、適切な指導・対応ができる力を養う
・ 児童福祉に関する今般の現状や課題を確認し、知見を深め、指導に活かす。特に、平成29年4月から施行された「改正児童福祉法」に明記された「児童の権利」について、児童福祉司スーパー バイザー一人ひとりが理解する。その上で、要保護児童が家庭及び当該養育環境において養育することが適当でない 場合も、出来る限り良好な家庭的環境において養育されるよう、推進していくためのあり方を学ぶ。
・ 様々な事例演習を通じて、ケースの進行管理のあり方や、部下職員への適切な指導・助言方法について学び、適切な子ども家庭ソーシャルワークが行える人材を育成できるようにする。

(2) 研修概要

【SBI児童福祉司スーパーバイザー研修】
・ 厚生労働省告示131号及び「児童福祉司及び要保護児童対策調整機関の調整担当者の研修等の実施について」に定める児童福祉司スーパーバイザー研修を実施。
・ 児童福祉法第13条第5項に定める児童福祉司スーパーバイザーとして職務を行う方を対象
・ 演習を中心に28.5時間(1コマ90分×19コマ(講義4コマ、演習15コマ))
・ 前期と後期に分けて実施し、前期・後期ともに2泊3日で実施。

(3) 主な講師陣

有識者7名その他で構成される企画委員会にて選出

(4) 開催日程

前期:2017年12月18日~12月20日(会場:神戸)
後期:2018年3月7日~3月9日(会場:大阪)

3. 自立支援

(1) 英会話教育支援

児童養護施設の児童を対象に英会話教材の提供や英語教室の会費の支援、イングリッシュキャンプへ招待をする「SBI英会話教育支援プログラム」を実施。英会話学習を通じて、児童たちのコミュニケーション能力の向上と自信と自己探求意欲を持つことに繋げて、最終的に英語スキルを通じて自立(労働)の支援となり、より良い生活を夢見る勇気を与える機会の創出の一助になることを期待するもの。

2017年度 英会話教育支援プログラムの支援内容
●マリさんの英会話カルタの提供
●公文式英語学習会費の助成
●英会話CD教材「スピードラーニングJr.」の提供
●SBI英会話クラブの実施(外国人講師派遣)
●SBIイングリッシュキャンプ(2泊3日のプログラムを2日程実施):全国の児童養護施設32施設から94名の児童が参加

(2) シェルター事業支援

親の虐待により安全に暮らせない子どものシェルター(緊急一時避難場所)としての重要性を鑑み、シェルター設立・運営に取り組むNPO法人への支援を実施するもの。

2017年度はシェルター1施設へ立ち上げ初年度運営費を支援

(3) 当事者支援

児童養護施設等で生活していた人への居場所事業、生活・就労等のサポート事業などを行う団体に対する支援を行うもの。

2017年度はアフターケア事業全国ネットワークへ立ち上げ初年度運営費を支援

4. 虐待防止啓発活動

(1)虐待防止啓発活動

・ 日本医師会との共催による一般市民向けの「子育て支援フォーラム」を開催
7/29神奈川、11/12茨城、1/27山口、3/17長崎にて実施。

・ 児童虐待防止全国ネットワークへのオレンジリボン・キャンペーン関連費支援

(2)SBIグループとしての取り組み

役職員一同が虐待防止強化月間である2017年11月の1ヵ月間、オレンジリボンバッジ、オレンジリボン、啓発シール、マグネットなどのサポートグッズを利用し、社内外への普及・啓発活動に参画。
また各社にてポスターを掲示、また各社ホームページにてオレンジリボン応援バナーを掲載。

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