日程：2013年8月30日（金）
場所：ホテルオークラ東京（東京）

当財団主催の東日本児童養護施設職員研修を修了したケアワーカーを対象に、継続的な研修によるレベルアップを目的に「SBIブロック別研修」を東京にて開催しました。

東京での開催ということもあり今回は冒頭にSBIホールディングス株式会社代表取締役執行役員社長であり、当財団の北尾吉孝理事よりご挨拶があり、財団設立の経緯等貴重なお話がございました。

その後、塩田規子先生（救世軍世光寮 副施設長）と西澤哲先生（山梨県立大学教授）の講義がありました。
塩田先生の講義では「児童養護施設が抱える性の課題をフォローアップするために」と題して、施設養護の過程で「性教育」を行うのではなく「性にまつわる課題」の解消に向けた「介入」としての「支援」をすべきであろうとの講義があり、西澤先生の講義では「虐待傾向を示す親・家族の社会心理的特徴 虐待死亡事例の検討を中心に」と題して、社会的養護におけるFSW及び日常的なケアワーク(trauma-informed care)の重要性、心理的支援のあり方：愛情欲求の充足を求める心理、依存性、乱用性への気付きが必要との講義が行われました。
講義の後の交流会では、共に学んだ仲間との再会や新たな出会いがあり、59名の参加者の皆さんは活発に情報交換をされていました。

半年後の後期研修に向けて、一人一人が課題設定を行い、実践結果をレポートにて提出していただく予定です。