採用TOP > 社員インタビュー > 住信SBIネット銀行 住宅ローン事業部

競争の激しい業界で国内ナンバーワンを目指す

    住信SBIネット銀行(当社)では住宅ローン事業が大きな柱を担うのですが、その取扱いチャネルは3つあります。1つはインターネットで販売している「非対面」と呼ばれるチャネルで、もう1つは提携不動産会社を経由するチャネル、そして最後にSBIマネープラザを始めとする銀行代理業のチャネルです。私は住宅ローン事業部の企画グループにおり、そうした販売チャネルの中で調達と貸出のスプレッドの調整や販売体制を含めたコスト管理、あとはラインナップ拡大に向けた新商品の開発などを主に担当しています。

    現在の部署は10を超えるグループから成り立っていて、一部署だけでも200名を超える規模で、業務委託先や関連している代理業者まで含めると何百人もの人間が関わっているという大所帯の中で仕事をしています。企画グループは全体統括する立場ですので、経営に近い立場で物事を見て考えられるという点ではとても有難い経験をさせてもらっていると思います。全体を俯瞰しながら、日本における住宅ローンマーケットでシェアを拡大していくための戦略を描き、それを実行していくという部分にまで携われるというのは、今の仕事の醍醐味の一つです。実際、住宅ローン事業全体を担当している役員など上層部と一緒に考えながら、最終決定する場所に近いところで仕事をさせてもらっています。上司から細かい指示を受けることもないので、仕事を任せてくれているという実感もあります。もちろん相応の責任も伴いますが。

    当社の住宅ローンの取扱い額は2007年の開業から十数年で国内のトップ3に入る規模にまで拡大してきています。昔から住宅ローン事業を展開する歴史ある銀行がひしめく競争の激しい業界の中で、現在当社は国内ナンバーワンが視野に入ってきており、やりがいも感じています。

AI(人工知能)を利用した審査モデルを導入

    新商品を開発する上では、昔ながらの金融機関のやり方を模倣するだけでは上手くいかないというのは当社で共通する危機感です。ですから、当社だからできる付加価値を生み出していかないとお客さまには受け入れてもらえません。当社の競争優位性は商品性にあるので、新商品を出すときには常に新しいカラーが必要です。
    その源泉になるのは、新しいテクノロジーです。例えばベンチャーキャピタルであるSBIインベストメントの投資先や、SBIホールディングスが立ち上げる海外企業とのジョイントベンチャーが持っている技術を、当社の新商品に活かしていけないかということは常に意識しています。現在、住宅ローンのワークフローシステムを作るべく既存のパッケージをリニューアルしようと考えており、その中で顧客とのコミュニケ―ションをワンストップで行えるパッケージを持っている投資先の企業もあったりするので、その機能を取り込んで業務効率化や融資の申し込みから実行までのスピードの向上、ストレスなくコミュニケーションが取れるサービスの展開などが出来るようにしたいと思っています。
    当社では“とりあえずやってみよう”というかたちで立ち上がったプロジェクトが最後まで着地することがあります。銀行という金融機関の場合、スクラップアンドビルドはかなりの体力を要するのですが、当社の場合はそれを推進しています。意思決定機関としての経営会議や取締役会でもそうした風土が浸透していて、他の金融機関には見られない、当社ならではの成長の源泉だと思います。

    例えば私が担当した仕事に、当社の住宅ローンの審査において、既存のシステムを生かしつつAI(人工知能)を利用した審査モデルの導入に向けてRPA(Robotic Process Automation /ロボティック・プロセス・オートメーション)を使って自動化させるというプロジェクトがありました。新しい審査モデルを導入することによる業務効率化と、今までは人の目に頼らざるを得なかった住宅ローン審査の承認・否決の判断を機械化することで信用リスクの管理をより明瞭化できるようになったというメリットもあり、与信をする金融機関にとっては画期的なことだったと思います。

    私は仕事を進める上で、常に現在関わっている仕事の“全体最適とは何か”を意識しています。その見方もいくつかあり、例えば単純に当社が住宅ローンの事業会社としてあるべき姿はどういうものかということから、将来的に国内ナンバーワンの地位を築くためにはどういう戦略が最適かということや、将来的にこのSBIグループの中で例えば地域金融機関への支援において活かせる仕組みを当社としてどうストックしていくかなど、様々な側面から最適解は何かを考えるようにしています。

    SBIグループというのは環境に応じて常に進化しているので、5年後に自分が何をやっているのかわからない部分があるのも事実です。個人的にはそれがSBIグループの面白い部分だと思っているのですが、ですからどこに異動になっても戦力になれる能力の磨き方はしておきたいと思っています。
    具体的なキャリアプランとしては、当社の中であれば一番稼いでいる住宅ローン部門でより高い目線で物事を見られる立場になっていきたいとは思う一方で、SBIグループという観点で考えれば、必ずしもそうではない道もあるんじゃないかとは思っています。

    ニュース一覧

    2017年12月13日  「FinTech関連事業 新規メンバー採用」を追加しました。
    2017年7月21日   採用サイトをリニューアルしました。