2003年7月16日
イー・トレード証券株式会社
エイチ・エス証券株式会社

イー・トレード証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:井土 太良、以下イー・トレード証券)は、株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤沼 彰久、以下NRI)と共同開発した、リナックスを基幹プラットフォームの基本ソフトウェア(OS)とした新オンライン取引システムをリリースいたしましたのでお知らせいたします。

今回、アクティブに取引されるお客様にも、よりご満足いただけるようレスポンスの向上に主眼を置き、システム基盤から抜本的に見直しを行った結果、オンライン証券で初めてリナックスを基幹プラットフォームの基本ソフトウェア(OS)に採用いたしました。米国では既に多くの金融機関においてリナックスは導入されており、その拡張性や柔軟性の高さは実証されております。システム構成をプレゼンテーション層、ビジネスロジック層、データベース層の3層の構造とし、この中のプレゼンテーション層、ビジネスロジック層にリナックスを採用することで、より拡張性の高い構成を目指しました。リリース時においては、1日あたり約10万約定を想定したハードウェアを導入しておりますが、株式市況に応じて、柔軟かつ迅速に拡張することが可能です。また、従来のUNIXをベースとした構成に比べ、ハードウェアの投資コストやランニングコストを大幅に削減することが可能となりました。同時に、新サービスの導入や証券制度の変更などに迅速に対応していくために、従来の「フロント部分を米国E*TRADE、ミドル・バック部分をNRI」が担当する体制を見直し、「フロントからバックまでNRI」という国内完結の体制を構築いたしました。オンライン取引の生命線であるお客様からの信頼性を確固たるものにするために、NRIが開発から運用管理までを一元的に行うことで、更なる安定性、耐障害性の向上を目指してまいります。

またこの機会にあわせ、WEBサイトのデザインや構成も、使い易さや機能性を高めるべく全面リニューアルしております。

イー・トレード証券では、「顧客中心主義」のもと、お客様のニーズを最大限尊重し、今後さらに多くの魅力あるサービス、商品そして手数料の提供に努めるとともに、より利便性の高い、快適で安全な証券取引システムを提供してまいります。

<システム概念図>
 システム概念図

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