2005年11月22日
ファイナンス・オール株式会社

当社は、本日開催の取締役会にて、当社の親会社であるSBIホールディングス株式会社(東京都港区、代表取締役CEO:北尾吉孝、東証1部、証券コード 8473、以下SBIホールディングス)を存続会社とし、平成18年3月1日を合併期日として合併することについて検討を開始することを決議し、本日、合併に関する覚書を締結いたしましたのでお知らせ致します。

  1. 合併の目的
    当社は、SBIグループのファイナンシャル・サービス事業分野の中核的企業として、金融とITの融合を図り、インターネットを通じて情報と金融の両面からスマートな消費者と事業者をサポートするイノベーティブ企業集団を標榜しており、現在、傘下の子会社をふくめ、マーケットプレイス事業、ファイナンシャル・プロダクト事業、ファイナンシャル・ソリューション事業の主に3つの柱を軸に事業展開しております。特に、当社が本体で運営するマーケットプレイス事業については、保険比較サイト「インズウェブ」、ローン比較サイト「イー・ローン」などは金融商品比較検索サイトとしてわが国において先駆的な存在であり、現在、国内最大級のサイトに成長しております。昨今、当社は、これらのノウハウを引越しやチケットなど非金融分野へも活用し、本年7月には、「すべてのサービスを比較する」というコンセプトのもと総合比較サイト「比較ALL」を開設するなど、非金融分野への事業展開に向けた布石を打ってまいりました。
    この度検討を開始した合併は、この非金融分野への取り組みを、さらに、より迅速かつダイナミックなスケールで行い、これらを飛躍的な事業成長へと導くためには、当社単体のレベルではなく、SBIグループとして、この分野に関連する様々な経営資源を集約し、「生活関連ネットワーク事業」としてSBIグループの根幹事業と位置づけ、加えてSBIホールディングスがもつ信用力、ブランド力、資金調達力などを最大限活用するとともに外部資源をも取り込み、大規模に推進することが必要であると判断し、その体制を構築する上で、当社と親会社であるSBIホールディングスが合併することが得策であると考えたことによるものです。
    また、SBIホールディングスでは、住友信託銀行と共同で新ネット銀行の設立を進めるなど、本業である金融分野についても積極的な事業展開を進めており、当社が運営する「インズウェブ」、「イー・ローン」などの金融商品のマーケットプレイス事業の他、当社子会社であるSBIモーゲージが手懸ける住宅ローン事業、SBIリースによるリース事業、またSBIベリトランスが手懸ける決済ソリューション事業やSBIテクノロジーによるシステム関連事業においても、SBIホールディングスとの合併により、これまで以上に大規模なスケールでシナジーを追求することができるものと確信しております。
  2. 対象会社の概要
    (平成17年9月末現在)
    (1)商号 SBIホールディングス
    株式会社
    ファイナンス・オール
    株式会社(当社)
    (2)事業内容 株式保有を通じた
    企業グループの統括・運営等
    総合比較サイトの運営と
    金融サービスの提供
    (3)本店所在地 東京都港区六本木
    一丁目6番1号
    東京都港区六本木
    一丁目6番1号
    (4)代表者 北尾 吉孝 伊藤 雅仁
    (5)資本金 42,157百万円 4,522百万円
    (6)株主資本 155,172百万円 13,900百万円
    (7)総資産 981,936百万円 29,866百万円
    (8)最近の業績
    (単位:百万円)
    17年3月期 18年3月期
    中間期
    16年9月期 17年9月期
    売上高(営業収益) 81,511  61,930 10,150 13,854
    経常利益 27,291  20,921 975 2,050
    当期純利益 25,631 10,733 637 3,603
    ※連結ベースで記載しております。
  3. 今後の日程等(予定)
    • 平成17年12月上旬 合併契約書承認取締役会(合併比率の決定)
    • 平成18年1月下旬 合併契約書承認臨時株主総会
    • 平成18年3月1日 合併期日
    本件は検討段階であり、今後それぞれのデュー・デリジェンスを十分に行い、諸条件を各社の取締役会にて決議した後に、その最終合意を臨時株主総会にて諮ることとなります。

以上