2009年7月3日
SBIベリトランス株式会社
株式会社Coolpat

 オンライン決済ソリューションを提供するSBIベリトランス株式会社(東京都港区 代表取締役:沖田 貴史、以下「SBIベリトランス」)と、インターネットバンキング決済ソリューションを提供する株式会社Coolpat(東京都渋谷区 代表取締役:安形 隆広、以下「Coolpat」)は、SBIベリトランスの次世代システムにおいて、EC事業者やサービス提供者等へインターネットバンキング決済を統合的に提供するため業務提携を行うこととし、併せて SBIベリトランスがCoolpat株式の一部を取得いたしましたので、お知らせいたします。

【業務提携の内容】
 Coolpatが提供する振込決済ソリューション「ブリーフペイメント」は、住信SBIネット銀行、ジャパンネット銀行などのネット銀行と独自にネットワーク化を行うとともに、ペイジー(*1)を活用することで、みずほ銀行や三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行といった大手都市銀行をはじめ、地方銀行・労働金庫・信用組合・信用金庫を含めた368金融機関(*2)と連携しております。

 本サービスを利用することで、EC事業者やサービス提供者等は、インターネットバンキングやモバイルバンキング、ATMからの振込支払受付が可能となります。
 また、振込支払を行う消費者は、従来の銀行振込において必要であった振込先口座情報、振込金額を個別に入力せずにすむため簡便で間違いがおきにくくなり、一方で利用する事業者側は、各金融機関の新たな口座開設や個別契約は不要であり、さらに入金情報のリアルタイム把握と請求情報の自動消込が可能であるため、入金確認・経理業務の大幅な効率化を図ることができます。

 SBIベリトランスでは、従来からクレジットカード、コンビニ・ペイジー、電子マネー等の総合決済を提供してまいりましたが、このたびCoolpat株式の一部を取得するとともに、インターネットバンキング決済ソリューションを共同開発することで、インターネットバンキングを用いたEC決済サービスを強化し、従来サービスと統合的にサービス提供することで、EC事業者が幅広い決済手段の導入を行うことを支援いたします。

(*1)ペイジーとは、マルチペイメントネットワークにより実現される電子決済サービスであり、2008年度には、年間取扱件数が35百万件(前年比120%)、取扱金額が4兆円(前年比140%)を突破するなど、様々なシーンで利用拡大しております。
(*2)7/1現在。現在も金融機関と交渉を進めており、順次追加しております。

【資本提携の内容】
1. 株式取得の内容

(1) 当社所有割合  21.8%
(2) 株式取得完了日  平成21年7月3日

2. 株式取得する会社の概要

(1)商号: 株式会社Coolpat
(2)代表者: 代表取締役 安形隆広
(3)本社所在地: 東京都渋谷区道玄坂1丁目5番3号
(4)設立: 平成18年6月
(5)主な事業内容: 決済に関するシステム機能の提供及び業務代行
(6)役職員数: 8名(2009年6月末現在)
(7)資本金: 11,687万円

【今後の見通し】
両社にとって本資本・業務提携は今後の事業拡大につながるものと考えておりますが、当期の業績に与える影響は軽微であると考えております。
今後も拡大が予想されるEC市場において、安全で便利なECインフラの提供という側面から、その発展に積極的に貢献してまいります。