2009年8月25日
SBIアクサ生命保険株式会社
ミュンヘン再保険会社
オールフィナンツ株式会社
インターネット専業の生命保険会社であるSBIアクサ生命保険株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:木村真輔、以下「SBIアクサ生命」)はミュンヘン再保険グループ(本社:ミュンヘン、CEO:ニコラス フォン ボンハルト)の子会社であるオールフィナンツ株式会社(本社:ダブリン、CEO:ロス メイン、以下「オールフィナンツ」)が開発した引受査定自動化システム(Underwriting Rules Engine、以下URE)を日本で初めて導入し、8月25日より本番稼動いたします。
このシステムは、お客さまが申込の際に行う告知に対し、引受査定をWeb上で対話形式により行えることが最大の特徴です。これにより、お客さまは従来より詳細な告知が可能となりますが、一方で保険会社は体況上のリスクを詳細に把握することができるため、結果として引受範囲の拡大が可能になります。
SBIアクサ生命はこれまでもお客さまからインターネット上で健康状態等について告知していただいておりましたが、このシステムの導入により、更にきめ細やかな引受査定を行うことができることとなります。その結果、従来よりも10%程度、引受けが可能となるご契約が増加するものと見込んでおります。
【URE導入前後のサービスの違い】
・導入前
・導入後
ポイント: | 告知質問に「はい」を答えた場合、追加の質問をすることによって、査定者に回付しなくても、その場で査定結果を得ることができる。 |
[オールフィナンツ社のUREとは]
オールフィナンツ社が開発したUREは、通常紙ベースの告知プロセスをオンライン画面上のドリルダウン質問により、保険商品申込のその場で実施するもの。紙ベースでは得られなかった被保険者の詳細な状況についてもドリルダウン質問により入手が可能となり、その場で自動査定を行って、引き受けの可否や評点を決めることができる。導入する販売チャネルに制限はなく、営業員端末、コールセンター、インターネット・ダイレクト、銀行窓販それぞれにおいて引受査定プロセスをUREで自動化できる。ドリルダウン質問により健康状態についてのより詳細なデータを入手することが可能で、これまで追加で求めてきた医的資料の頻度も少なくなり、また査定者に回付されるケースも減らすことが可能になる。結果的に保険会社のコスト削減、売り上げ向上につながる。
既に欧米やオーストラリアでは引受査定自動化システムが広く導入されており、オールフィナンツ社はこの分野でのマーケットリーダー。日本の生命保険市場においてもUREを利用した引受自動査定が標準化されることを、ミュンヘン再保険とオールフィナンツ社は期待している。
3社の会社概要(PDF内3頁中段以降参照)