2009年12月7日
SBIベリトランス株式会社
三井住友カード株式会社

 オンライン決済ソリューションを提供するSBIベリトランス株式会社(東京都港区 代表取締役: 沖田 貴史 以下、 「SBIベリトランス」)は、2009年1月26日より三井住友カード株式会社(港区 代表取締役: 月原 紘一 以下、 「三井住友カード」)と提携して提供を開始している「VeriTrans銀聯ネット決済」が準拠する銀聯カード決済スキーム「CUPSecure」を、2009年11月末日をもって中国4大銀行の一つである中国農業銀行が採用し、4大銀行すべての対応が完了したことを発表いたします。

 「CUPSecure」とは、中国銀聯もしくは銀聯カード発行銀行のホームページにおいて、暗証番号等を入力することで本人認証と決済処理を行う安全性の高い決済スキームで、CUPSecureに対応した銀聯カードを使用することでECでの銀聯決済を安全に利用することが出来ます。
 中国には多くの銀行が存在しますが、その中でも4大銀行と呼ばれる「中国工商銀行」、「中国銀行」、「中国建設銀行」、「中国農業銀行」は多くのシェアを占めており、銀聯カードの発行枚数も中国4大銀行だけで約11億枚と、総発行枚数の55%※におよびます。

 また、SBIベリトランスが、「VeriTrans銀聯ネット決済」の提供にあわせて運営を開始した中国人消費者向けECモール「佰宜杰.com(バイジェイドットコム)」においても、オープン時には計5銀行(うち中国4大銀行は1行:中国工商銀行)であったCUPSecureの対応銀行数が、約1年後の2009年11月末日には中国4大銀行すべての対応が完了し、その他の銀行を併せ計13銀行がCUPSecureの対応を完了しています。

 SBIベリトランスは今後とも三井住友カードと協力し、日本のEC事業者や中国人消費者のニーズに合わせ、「VeriTrans銀聯ネット決済」および「佰宜杰.com(バイジェイドットコム)」のサービス拡充を図り、中国人消費者向けEC市場の活性化に寄与して参ります。

※ 参照 : 「金融時報」「騰迅財経」「新浪网」

【中国銀聯について】
2002年に中国の中央銀行である中国人民銀行が中心となり政府主導で設立された、中国での銀行間決済ネットワーク運営会社です。中国国内でカードを発行している銀行は全て中国銀聯に加盟しており、国内・海外合わせて200以上の金融機関が銀聯ネットワークに参加しております。

【銀聯カードについて】
銀聯カードは中国の銀行が発行するキャッシュカードに付与されたブランドで、既に中国国内では約20億枚発行されており、来日するほとんどの中国人が所持しているカードです。ATMネットワークでの利用だけではなく、小売店や飲食店等で主にデビットカードとしても利用されております。
 さらに、中国銀聯は中国でのカード社会の基盤構築を図る一方、VISA・MasterCard等と同様の国際ブランドとしての展開を目指し、海外の銀行・カード会社とも積極的な提携を行い、中国国外での銀聯カードの利用拡大を図っております。2004年5月の香港での利用開始を皮切りに、2005年12月には三井住友カードとの提携により日本での銀聯カード利用が開始、さらに米国・欧州各国を中心に拡大し、現在の利用可能国は68カ国に及んでおります。
(2009年11月末時点)