2009年12月15日
ウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン株式会社

 ウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役 北尾 吉孝)では、兼ねてより「The Wall Street Journal」(以下WSJ)の日本版ニュースサイト開設の準備を進めてまいりましたが、本日、2009年12月15日(火)正午に「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」(以下WSJ日本版)を正式にオープンいたしました。

 「WSJ日本版」は、世界各地に存在する約2,000名の記者や編集者らによって集められた質の高い情報の中から、日本の読者の皆様へお届けしたい記事を日々厳選して、日本の編集チームにて翻訳(意訳)したニュースサイトです。これにより、「WSJ」の記事を日本語で読むことが可能となり、グローバルな経済動向や金融市場に関心の高い日本のビジネスリーダーに向けて、良質な記事コンテンツをインターネットを通じて幅広く提供してまいります。

 ウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン代表取締役であり、SBIホールディングスの代表取締役CEOである北尾吉孝は、「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版の開始は、まさに革命的意義を持つメディアの誕生と言えます。ひとつは、世界の経済・金融市場が大きく変貌する中、日本人にとってもグローバルな情報が必要不可欠となった、まさにそのタイミングで、良質なグローバルコンテンツを提供し始めるということです。もうひとつは、日本初の本格的有料オンラインメディアであるということです。1996年に開始されたウォール・ストリート・ジャーナル電子版は、数少ない有料オンラインメディアの成功例であり、その日本進出は、日本におけるメディアのビジネスモデルに大きな影響を与える可能性を秘めています」と述べています。

 ダウ・ジョーンズの編集責任者でありWSJの編集長であるロバート・トムソン(Robert Thomson)は、「世界第2位の経済大国に、世界最高水準のビジネスニュースの報道記事を提供することができることを光栄に思います。私は東京に5年間住んだ経験があり、日本人のビジネス紙読者は非常に洞察力があると強く感じています。我々は、日本の読者に広範な報道記事を提供できるよう、日々努めてまいります」と述べています。

 ダウ・ジョーンズのコンシューマー・メディア・グループのトッド・ラーセン(Todd Larsen)最高執行責任者(COO)は、「我々は、かつてないほど国際的な相関性が強い時代に生きています。他国と同様に日本においても、信頼性の高い情報や国際的な視点に立った分析記事の必要性が今まで以上に高まっていると感じます。WSJや、ダウ・ジョーンズが発信する良質なコンテンツを、日本語でインターネットを通じて提供することは、このニーズに応える上で大きな役割を果たすことになるでしょう。ダウ・ジョーンズのグローバル戦略として、読者に対して記事を母国語で提供し、また広告主に対して適切な対象へ訴求を提供することは、非常に重要な意味を持ちます」と述べています。

 1889年創刊の「WSJ」は、120年の歴史を持ち、現在米国No.1の発行部数(※)を誇る金融経済紙として、全世界のビジネスリーダーを中心とした読者に支持されてまいりました。また、ジャーナリズム、文学、音楽の優れた作品に対して与えられ、アメリカで最も権威ある賞であるピューリッツァー賞を33回受賞しております。
この歴史と実績が象徴する高い信頼性のもと、「WSJ日本版」ならではの視点で編集・翻訳した正確な分析記事や鋭い論説などを、日本語でタイムリーに日本の読者の皆様へお届けしてまいります。
※(ABC公査:2009年9月30日/WSJ.com有料会員とWSJ紙の購読者を合わせた実績値)

「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」の概要

■サイトオープン2009年12月15日(火)正午
■サイト名ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
(英文名称:The Wall Street Journal, Japan Online Edition)
■URLhttp://japan.WSJ.com/
■対象者国際的なビジネスニュースへの感度が高いビジネスリーダーや投資家など
■利用料1カ月購読料  1,980円(税込み)
6カ月購読料  9,960円(税込み)  月額平均  1,660円
1年間購読料 16,560円(税込み)  月額平均  1,380円
※ 無料にて提供する記事もございます。
■登録方法サイト各画面の有料会員登録リンクより
■運営ウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン株式会社
                             

「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」サイトオープンの背景
 グローバル化が進む現代社会において、日本のビジネスパーソンには世界の情報を正確に捉え、グローバルな視点を持つことが求められています。「WSJ日本版」は、世界で起きている事象を捉え、世界経済の動向を読み、また日本への影響を分析するための価値ある情報を提供いたします。これからの時代を生き抜く日本の読者の方々が適切な意思決定を行うための一助となり、世界の情報を日本に届ける架け橋となれるようなニュースサイトを目指すべく、本日「WSJ日本版」を開設いたしました。

「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」の画面イメージ
■「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」
URL http://japan.WSJ.com/
「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」の画面イメージ
※画像はイメージです

「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」のカテゴリー
 金融、ビジネスに関する分析記事や、世界のオピニオンリーダーからの寄稿記事、ライフスタイルに至るまで、多様な記事を揃える充実のカテゴリーラインナップで、日本の読者の皆様にお届けしたい記事を、日々厳選して提供してまいります。

■米国米国発ニュースの総合セクション。主に米国の政治、経済記事を掲載します。米国の動向はこのセクションで把握できます。
■金融・マーケット金融大手の分析記事を豊富に掲載。世界のM&A動向を伝える“Deal Blog”や投資アドバイスコラム“Heard on the Street”など、米国で最も注目されているコラムを毎日掲載します。
■ビジネス・企業自動車、メディア、製薬など世界で注目される業界を取り上げ、最新のトレンドや業界の動向について分析します。また、米国を代表する有名企業の経営戦略やマネジメントの分析記事も掲載します。
■IT技術をリードする主要企業の最新動向をいち早くお届けします。
■経済ベテラン記者が担当する米国経済の分析コラム“Capital”や、FRB関連記事、経済指標の分析記事などを提供します。また、米国のエコノミストに対する意識調査を定期的に行い、米国の経済動向が一目でわかる特別コラムも掲載します。
■国際中国・インドを中心とするアジアの新興国や、EU・東欧など欧州全体に関する経済・ビジネス情報を掲載します。
■国内WSJならではの視点で見た日本関連の分析記事に加えて、国内の経済/企業/政治などの記事を提供します。
■ライフスタイルキャリア、ワークライフバランス、健康、アメリカ文化など、個人のパーソナルライフにフォーカスした記事を掲載します。また日本版独自のコンテンツとしてビジネス英語を提供します。
■オピニオン有力企業の経営者、著名エコノミスト、政府高官など、世界のオピニオンリーダーからの寄稿を掲載します。また、WSJ独自の視点で書かれる社説も提供します。
■マーケットデータ国内及び海外の主要株式指数や為替相場などに加え、国内株とアメリカ株の個別株価情報や投資信託データなど、投資家の読者の方々のニーズを満たす情報が満載のセクションです。
■BARRON’S米国では“投資家のバイブル”と言われ、市場関係者から絶大なる信頼を得ている週刊金融専門誌“Barron’s”の抜粋記事を週に10本程度提供します。

会社概要 

商号ウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン株式会社
(英文名称:Wall Street Journal Japan K.K.)
所在地東京都千代田区大手町1‐5-1 大手町ファーストスクエアイーストタワー19階
設立年月日2009年6月18日(2009年5月に準備会社を設立)
出資金額4億円(資本金2億円 資本準備金2億円)
出資比率Dow Jones & Company 60%、SBIホールディングス株式会社 40%
事業内容WSJ.comの日本版サイトを通じたWSJの翻訳記事の提供およびWSJのニュースライセンス事業や、セミナー、イベント事業の展開
URLhttp://japan.WSJ.com/
役員等の構成代表取締役北尾 吉孝 (現 SBIホールディングス株式会社 代表取締役CEO)
 取締役朝倉 智也 (現 SBIホールディングス株式会社 取締役執行役員)
 取締役Stephen Daintith(スティーブン・ディンティス)(現 Dow Jones & Company, Inc., CFO)
 取締役Todd Larsen(トード・ラーセン)(現 Dow Jones & Company, Inc., Consumer Media Group, COO)
 取締役Christine Brendle(クリスティーン・ブレンドル)(現 Dow Jones Publishing Company (Asia), Inc., Dow Jones Consumer Media Group, Managing Director)
 編集長小野 由美子(元ウォール・ストリート・ジャーナル 東京支局長)
 マネージング・
ディレクター
林 良輔(元SBIホールディングス株式会社 CEO’s Office, Global Strategy)